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ウクライナ、ロシア領内に「最大規模の攻撃」 工場やエネ施設標的に

AFPBB News / 2025年1月15日 17時30分

ウクライナの首都キーウで、国内製のドローン型巡航ミサイル「ペクロ(地獄)」の初回分を軍に引き渡すウォロディミル・ゼレンスキー大統領(左)とオレクサンドル・シルスキー軍総司令官(2024年12月6日撮影)。(c)Genya SAVILOV/AFP

【AFP=時事】ウクライナは13日から14日にかけての夜間に、ロシア各地に過去最大規模の攻撃を実施した。軍は、前線からロシア領内に数百キロ入った地点にある工場やエネルギー施設を標的にしたとしている。

ロシア当局者によると、中部サラトフ州で攻撃により学校が閉鎖されたほか、中・西部の少なくとも9か所の空港で一時、航空便の運航が停止された。

ウクライナ軍参謀本部はSNSに、「国境から200~1100キロ離れたロシア領内の軍事施設に対して最大規模の攻撃を行った」と投稿。「ブリャンスク州、サラトフ州、トゥーラ州およびタタールスタン共和国の施設を攻撃した」としている。

攻撃では、ロシア軍向けにロケット燃料や弾薬を製造する化学工場、空軍基地近くの石油貯蔵施設、製油所が標的となった。



サラトフ州のロマン・ブサルギン知事は、州内への攻撃が「大規模」だったと認めた。

メディアやタタールスタン共和国政府によれば、カザン市近郊のガス貯蔵タンクがウクライナの無人機攻撃を受け、炎と黒煙が立ち上った。

ロシア国防省は、ウクライナ軍がブリャンスク州への攻撃で発射した米国製長距離地対地ミサイル「ATACMS (エイタクムス)」6発と、英国製の空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」6発を撃ち落としたと主張した。

【翻訳編集】AFPBB News

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