メドベージェフが全豪OP2回戦敗退 19歳の予選勝者に競り負ける

全豪オープンテニス、男子シングルス2回戦。試合中、ベンチに座るダニール・メドベージェフ（2025年1月17日撮影）。(c)Paul Crock / AFP

【AFP＝時事】全豪オープンテニスは16日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードのダニール・メドベージェフは、19歳の予選勝者ラーナー・ティエン（米国）に3-6、6-7（4-7）、7-6（10-8）、6-1、6-7（7-10）でまさかの敗戦を喫し、大会を後にした。試合は約4時間50分にわたる激闘となり、翌午前3時ごろまで続いた。

元世界ランキング1位で昨年大会の準優勝者であるメドベージェフにとって、この敗北は手痛いものとなった。ヤニック・シナー（イタリア）に敗れた2024年大会を含め、全豪オープンではここ4大会で3度決勝に進出していた。

現世界5位のメドベージェフは、14日に行われた1回戦でも同418位のカシディット・サムレジ（タイ）を相手にフルセットの激戦を強いられており、試合中にいら立ちを募らせラケットやネットのカメラを破壊する場面があった。

一方、キャリア最大の勝利を挙げた世界121位のティエンは、会場のマーガレット・コート・アリーナで観客から大喝采を浴びた。

試合後には、「正直まだ実感がない」「とにかくコートを離れられて本当にうれしい。こんなに長い試合をしたことはないし、テニスコートにこれほどずっと長くいたこともない」と振り返った。

ティエンは1回戦でカミロ・ウーゴ・カラベリ（アルゼンチン）にフルセット勝ちを収め、四大大会（グランドスラム）では4度目の挑戦にして初白星を飾っていた。3回戦では、コランタン・ムテ（フランス）と対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News