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不良5人がトランス女性襲撃、「胸の悪くなるような」事件で有罪判決 英

AFPBB News / 2025年1月17日 17時12分

英ロンドンの中央刑事裁判所(2021年9月30日撮影、資料写真)。(c)Daniel LEAL/AFP

【AFP=時事】英ロンドンの中央刑事裁判所は16日、18歳のトランスジェンダー女性をローラーディスコに誘い込んでナイフで刺したり殴打したりした後、その行為を収めた「胸の悪くなるような」動画をSNSに投稿した不良グループのメンバー5人中4人に禁錮刑や少年院送致を言い渡した。

事件は昨年2月、ロンドン北西部ハーロウ区で発生。被害女性はナイフで9回刺され、殴る蹴る、踏みつけるなどの暴行を受けた上、「トランス嫌悪的」な罵声を浴びせられた。通行人が助けに入ったことで、すんでのところで一命を取りとめた。

フィリップ・カッツ判事は、この「忌まわしい」襲撃の動機は「復讐(ふくしゅう)というゆがんだ考え」だったと指摘し、少なくともその一部には被害女性の性自認が関係していると付け加えた。



被害女性をナイフで刺した主犯格のサマー・ベッツラムジー被告(20)は、同判事に「危険人物」と評され、禁錮8年6月を言い渡された。

いずれも18歳のブラッドレー・ハリス、キャムロン・オセイ、シャイロ・ヒンデス各被告は、少年院送致3年の判決を言い渡された。

名前を明かすことができない17歳の少年は収容を免れ、少年更生命令を言い渡された。

5人全員が故意に重傷を負わせたことを認め、ベッツラムジー被告はナイフの所持も認めた。

公判では判決に先立ち、被害女性とハリス被告が性的関係を持った後に事件が起きたことが明らかになった。

ハリス被告は友人の一人から被害者がトランスジェンダー女性であることを知らされた後、他の4人の被告にそのことを話して襲撃を計画。マスクやフードを被ってバス停で被害女性を待ち伏せした。

法廷で読み上げられた被害者意見陳述書によれば、被害女性には今も襲撃で受けた「深い傷痕」が残っており、睡眠障害やパニック発作に苦しんでいる。

【翻訳編集】AFPBB News

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