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阪神・淡路大震災から30年 神戸で式典 犠牲者追悼

AFPBB News / 2025年1月17日 18時36分

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年を迎えた日の早朝、兵庫県神戸市で追悼式に参加する人々(2025年1月17日撮影)。(c)Richard A. Brooks/AFP

【AFP=時事】1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から、17日で30年を迎えた。地震発生時刻の午前5時46分、夜明け前の被災地各地で黙とうが捧げられた。

神戸市の大部分を壊滅させ、6434人の命を奪ったマグニチュード(M)7.2の地震は、第2次世界大戦以降の日本で2011年の東日本大震災に次ぐ甚大な被害をもたらした。

母親と妹を亡くした男性はNHKに対し、この30年、似た人を見るたびに、今もどこかで生きているのではないかと思ってしまうと語った。

世界の大規模地震の約5分の1が集中する日本で、阪神・淡路大震災の被害は地震対策の大幅な見直しを促した。

阪神・淡路大震災では、建物の倒壊で住民数万人が生き埋めになり、高速道路の橋脚や橋桁、鉄道の線路が破損し、発生した火災は木造住宅が密集する市街地に燃え広がった。



また繁忙を極める港湾地域への甚大な被害は神戸の経済に大打撃を与え、数か月から数年単位で人口流出を引き起こした。

NHKが最近行ったアンケートでは、阪神・淡路大震災を経験した回答者1269人のうち6割以上が「記憶や教訓が風化している」と考えていることが示された。

兵庫県の斎藤元彦知事は30年追悼式典で「経験や教訓のバトン」を「震災後に生まれた若い世代にもつなぎ」、未来に伝えていく必要があると述べた。
【翻訳編集】AFPBB News

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