中国、米トランプ政権との貿易協力に期待

ドナルド・トランプ氏の米大統領就任を一面で伝える新聞。中国・北京で（2025年1月21日撮影）。(c)GREG BAKER/AFP

【AFP＝時事】中国は21日、米国でドナルド・トランプ大統領が就任したことを受け、両国間の貿易摩擦問題の解決に向けた協力に期待すると述べた。

トランプ氏は選挙活動中、中国に対して厳しい関税を課す意向を示していた。

中国外務省の郭嘉昆報道官は、トランプ政権下で新たに関税が課される可能性について「中国は米国との対話と意思疎通を強化し、主張の相違を適切に管理し、相互に有益となるための協力を拡大する用意がある」と述べた。

また「米国が中国と協力し、経済・貿易関係の安定的で健全かつ持続可能な発展を共に推進することを望んでいる」と付け加えた。

さらに、米中間の「相違点や摩擦」を認めつつ、「両国の共通利益と協力の余地は非常に大きい」とも述べた。

二大経済大国の両国間では近年、貿易摩擦が激化している。第1次トランプ政権下では中国の輸出品に対し、不公正な貿易慣行を理由に関税の引き上げが行われた。

【翻訳編集】AFPBB News