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トランプ氏、説教受け仏頂面に 主教が移民らへの慈悲乞う

AFPBB News / 2025年1月22日 9時49分

米ワシントン大聖堂で開催された国家祈祷(きとう)会に出席する(左から)ドナルド・トランプ大統領、妻のメラニア氏、J・D・バンス副大統領、妻のウーシャ氏(2025年1月21日撮影)。(c)CHARLY TRIBALLEAU/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は21日、2期目が始まり祝賀ムードに浸る中、LGBTQ(性的少数者)と貧しい移民への「慈悲」を乞う主教の説教を聞くことを余儀なくされた。

ワシントン大聖堂のマリアン・エドガー・バディ主教が説教壇からLGBTQと不法移民のために訴えると、これら2グループを標的とした大統領令に署名したばかりのトランプ氏は顔をしかめた。

この礼拝は大統領就任を記念する伝統行事の一つで、トランプ氏が批判を予期していなかったことは明らかだった。

バディ主教は「大統領閣下、どうか慈悲をお与えください」と静かに語り、米国全体で「恐怖」が感じられると述べた。

主教は「民主党、共和党、無所属の家族には、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの子どもたちがいる」と語った。



また、「米国の農場で収穫し、オフィスビルを清掃し、養鶏場や食肉加工場で働き、私たちがレストランで食事をした後に皿を洗い、病院で夜勤をする人々は、市民権や適切な書類を持っていないかもしれない」「しかし、移民の大多数は犯罪者ではない」と述べた。

最前列に座っていたトランプ氏は仏頂面で、バディ主教を見返したり、目をそらしたりしていた。トランプ氏の家族とJ・D・バンス副大統領もこの説教に驚きと不快感を示していた。

後に記者から反応を尋ねられたトランプ氏は、「良い礼拝だとは思わなかった」「もっとうまくできたはずだ」と述べた。

20日夜にトランプ氏が署名した多数の大統領令の中には、亡命希望者の入国を一時停止し、不法移民を追放する措置が含まれていた。

トランプ氏はまた、男性と女性の二つの性別のみを認め、トランスジェンダーは認めないと宣言した。

【翻訳編集】AFPBB News

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