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「米国人になりたくない」 グリーンランド首相

AFPBB News / 2025年1月22日 15時46分

グリーンランドの政庁所在地ヌークの空港に到着する「トランプ」と書かれた航空機(2025年1月7日撮影)。(c)Emil Stach / Ritzau Scanpix / AFP

【AFP=時事】デンマーク領グリーンランド自治政府のムテ・エーエデ首相は21日、グリーンランド独自の未来を切り開きたいと述べ、米国人になることは望んでいないと改めて表明した。20日に就任したばかりのドナルド・トランプ米大統領が、グリーンランドの「所有と支配」への関心を再度確認したのを受けての発言だ。

トランプは今年、パナマ運河とグリーンランドを米国の支配下に置くためには軍事力行使を排除しないと述べ、警鐘を鳴らしている。

トランプ氏は20日の就任演説でグリーンランドについて触れなかった。ただ、ホワイトハウスの執務室での記者からの質問には「グリーンランドは素晴らしい場所。国際安全保障のために必要」と述べ、「デンマークも同意するだろう。維持するのに多くの費用がかかっている」と続けた。



トランプ氏の発言を受け、エーエデ首相は、「われわれはグリーンランド人だ。米国人にも、デンマーク人にもなりたくない。グリーンランドの未来はグリーンランドが決める」と記者会見で述べた。

気候変動による氷の融解で新しい航路が開かれる北極において、グリーンランドは戦略的な位置にあり、米国も北西部に軍事基地を持つ。

北極圏での中国およびロシアとの対立が激しさを増す中、同地域における米国の利益を守るための対話にグリーンランド政府が前向きであることをエーエデ首相は改めて強調した。

【翻訳編集】AFPBB News

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