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トランプ氏、移民らへの慈悲訴えた司教に謝罪要求 「陰険」と非難

AFPBB News / 2025年1月22日 18時17分

米ワシントン大聖堂で開かれた礼拝に出席する(前列左から)ドナルド・トランプ大統領、妻のメラニア氏、J・D・バンス副大統領、妻のウーシャ氏(2025年1月21日撮影)。(c)CHARLY TRIBALLEAU/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は22日、就任を記念する伝統行事の一つとしてワシントン大聖堂で開かれた礼拝に出席した際、同氏がLGBTQ(性的少数者)と移民に恐怖を広めていると説教壇から呼び掛けたマリアン・エドガー・バディ主教に対し、「陰険だ」と非難するとともに謝罪を求めた。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、バディ主教の名前を出さずに「21日朝に礼拝で話をした主教とやらは急進左派のトランプ嫌いだ」と主張。

「彼女は非常に無礼なやり方で自分の教会を政治の世界に引き込んだ。陰険な口調で、説得力も知性も感じられなかった」とこき下ろした。

さらに、「彼女の不適切な発言は別として、礼拝自体も非常に退屈で、つまらないものだった。彼女はあの仕事に向いてない! 彼女と教会は国民に謝罪するべきだ!」と非難した。



トランプ氏は20日、2度目の大統領就任を果たした直後に難民認定申請者の受け入れを停止するとともに、不法移民を強制送還する措置の大統領令に署名をした。また、男性と女性の二つの性別のみを認め、トランスジェンダーは認めないともした。

こうした動きを受けてバディ主教は、教会の最前列で妻のメラニア氏の隣に仏頂面で座っていたトランプ氏に対し「大統領閣下、どうか慈悲をお与えください」と呼び掛け、米国全体で「恐怖」が感じられると訴えていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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