佐々木朗希がドジャース入団会見 背番号11お披露目

米大リーグ（MLB）、ロサンゼルス・ドジャースの入団会見でポーズをとる佐々木朗希（2025年1月22日撮影）。(c)Kevork Djansezian/Getty Images/AFP

【AFP＝時事】米大リーグ（MLB）のロサンゼルス・ドジャースと契約した佐々木朗希が22日、本拠地ドジャースタジアムで入団会見に臨み、背番号11のユニホーム姿を披露した。


2011年の東日本大震災にともなう津波で父や祖父母をなくしている佐々木は、最悪の山火事に見舞われているロサンゼルスでの成功を決意していると語り、連帯の誓いを表明。「自分も被災して苦しい思いもしましたが、自分の目標は見失わないこと、前を向き続けること、それだけは忘れないようにしていました」「ロサンゼルスの街も今このようにつらい状況ですが、きょうから自分もドジャースの一員として、ロサンゼルスの皆さんと一緒に前を向いて頑張っていけたらと思っています」

日本人選手の大谷翔平や山本由伸が在籍していることが決断に影響を与えたかと問われると、「日本人が在籍しているかどうかは決断するうえで重要視しなかったが、日本人を迎え入れる、受け入れる環境があるかどうかは在籍しているかよりも僕の中では大事かなと思っている。ただ2人とも素晴らしい選手、それ以外にも素晴らしい選手がたくさんいるので一緒にプレーする楽しみもある」と答え、複数球団のオファーの中から先週ドジャースとの契約を結ぶことになったが、球団経営陣の安定性が決め手になったと明かした。


ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は佐々木について、「野球界で最も刺激的で将来有望な選手の一人」とし、「春季キャンプから新しいことに全力で取り組んでもらい、試合に勝つために大きな役割を果たしてもらう計画だ」と述べている。

【翻訳編集】AFPBB News