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ヘンリー王子、英大衆紙と和解 プライバシー侵害で発行元が謝罪

AFPBB News / 2025年1月23日 12時17分

英ロンドンの王立裁判所に到着したヘンリー王子(2023年3月28日撮影)。(c)Daniel LEAL / AFP

【AFP=時事】英国のヘンリー王子が電話の盗聴などによる違法行為で提訴し、法廷闘争を繰り広げてきた英大衆紙の発行元が22日、プライバシーを侵害した事実を認め、「実質的損害賠償金」を支払うことで合意し、和解が成立した。

メディア王ルパート・マードック氏が所有するニューズ・グループ・ニューズペーパーズ(NGN)は、大衆紙サンと、既に廃刊となったニューズ・オブ・ザ・ワールドの発行元。

今回、不正行為を認めるとともに、特にヘンリー王子がまだ幼かった頃に故ダイアナ元皇太子妃のプライバシーを「著しく侵害」して影響を及ぼしたことなど、さまざまな問題に関して王子に謝罪。

「1996年から2011年にかけてサンがヘンリー王子の私生活を著しく侵害したことについて、全面的かつ無条件で謝罪する」と声明で表明した。



この中には、サンに雇われた私立探偵による違法行為も含まれている。

さらにNGNは、ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者や私立探偵による「電話の盗聴、監視、私的情報の不正使用」についても謝罪。

ヘンリー王子の「人間関係や友人、家族」に与えた損害を認め、王子に「実質的損害賠償金」を支払うとしている。

王子の弁護士、デービッド・シェアボーン氏は「画期的な勝利」と評価した上で、さらなる調査を行う必要性があると強調した。

王子は裁判で証言する予定だったが、今週は出廷していなかった。

【翻訳編集】AFPBB News

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