キーズが全豪OP決勝進出 シフィオンテク撃破

全豪オープンテニス、女子シングルス準決勝。勝利を喜ぶマディソン・キーズ（2025年1月24日撮影）。(c)Yuichi YAMAZAKI / AFP

【AFP＝時事】全豪オープンテニスは23日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第19シードのマディソン・キーズ（米国）が5-7、6-1、7-6（10-8）の逆転で第2シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド）を撃破し、決勝に駒を進めた。

キーズは通算5度の四大大会（グランドスラム）制覇を誇る世界ランキング2位のシフィオンテクを相手に、最終セットはタイブレークにもつれる接戦を制した。全豪オープン準決勝の最終セットが10ポイントのタイブレークで決着したのは、これが史上初となった。

対するシフィオンテクは、今大会では1回戦を除いてサービスゲームを落としていなかったものの、この日は8度のブレークを許した。

一度はマッチポイントを握られながらも壮絶な激闘を制したキーズは、全豪オープンでは自身初、グランドスラムではキャリア2度目の決勝に進出。2時間35分の戦いを終えると涙を流した。

キーズは試合を振り返り、「この試合は本当にハイレベルで、彼女（シフィオンテク）はとても良いプレーをした」「ここに立っていられること、そして決勝に行けることは本当にうれしい。土曜日（25日）にここにいることを楽しみにしている」と語った。

もう一つの準決勝では、大会2連覇中で第1シードのアリーナ・サバレンカが、第11シードのパウラ・バドサ（スペイン）を6-4、6-2のストレートで一蹴し、決勝進出を果たした。

女子テニス界屈指のハードヒッター対決となる決勝は激しい乱打戦になると予想し、「かなりの打ち合いになるのは間違いないし、そうなるはず」「長いラリーにはならないけれど、彼女（サバレンカ）は確実に3度目の全豪オープン制覇を目指している。ここでプレーできることが楽しみ」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News