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無期限兵役に抗議して脱走したウクライナ兵、公訴棄却

AFPBB News / 2025年1月24日 12時34分

ウクライナ東部ドネツク州で、狙撃訓練を行う同国軍第59旅団の兵士たち(2025年1月22日撮影、資料写真)。(c)Genya SAVILOV/AFP

【AFP=時事】ウクライナ・ドニプロ市の裁判所は23日、無期限の兵役に抗議して無許可離隊した兵士について、脱走罪での公訴を棄却した。同国メディアが22日、報じた。

セルヒー・グネズディロフ氏(24)は昨年9月、ソーシャルメディアへの投稿で、無期限で交代もない兵役を「農奴制」になぞらえ、第56独立自動車化歩兵旅団を離隊すると表明。その後、脱走の容疑で逮捕された。

UNN通信によると、グネズディロウ氏は間もなく復隊する。

2022年にロシアが全面侵攻を開始して以来、大勢のウクライナ兵が休みなく戦い続けており、この問題は戦闘で疲弊した国内で激しい議論を呼んでいる。

グネズディロウ氏は2019年、3年の任期で入隊した。だが、他の多くの兵士と同様、戒厳令によって任期は無期限に延長された。



同氏は昨年9月、ソーシャルメディアへの痛烈な投稿で、無許可離隊を表明。長期間苦しんでいる兵士たちには休息が必要であり、これは「国家安全保障上の問題」だと訴えた。

ウクライナ議会では昨年、長期間従軍している兵士らに一時離隊を認める案が浮上したが、前線での兵員不足のため実現しなかった。

女性兵士のヤリナ・チョルノグズ氏はフェイスブックへの投稿で裁判所の判断を称賛。今は「ウクライナ兵に対する見せしめ裁判を行っている場合ではない」と訴えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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