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井上尚弥 キムを4回KOで王座防衛 「肩の荷下りた」

AFPBB News / 2025年1月25日 8時28分

ボクシング世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ。王座防衛を果たし、ベルトを手にする井上尚弥(2025年1月24日撮影)。(c)Philip FONG / AFP

【AFP=時事】ボクシング世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチは24日、有明アリーナで行われ、統一王者の井上尚弥は4回KOで挑戦者のキム・イェジョン(韓国)を下し、タイトル防衛を果たした。「モンスター」の異名を持つ井上は、4回の終盤に強烈なワンツーを決め、負傷により対戦をキャンセルしたサム・グッドマン(オーストラリア)の代役のキムをKOした。

WBOの同級11位につけるキムは、韓国男子勢としては20年ぶりの王座獲得のチャンスを手にしていたが、井上が攻勢を強めると対処できなかった。

井上に対して挑発するようなジェスチャーを見せたキムだったが、それに応じた井上から強烈なコンビネーションを食らい、キャンバスに沈んだ。



井上はこれについて、「絶対、倒してやろうと思いましたね。『そんなことしなきゃいいのに』と思いながら、試合をしていました」と振り返った。

グッドマンとの対戦は元々昨年の12月24日から1か月延期されており、この混乱から影響を受けていたと明かした井上は、勝利で「肩の荷が下りた」と振り返った。

「疲れました。試合で疲れたというよりも、この2か月間いろいろあった。中止、対戦相手の変更、肉体的ではなく、精神的に、結構きつかった」

戦績を29勝無敗(26KO)に伸ばした井上は、この春には米ラスベガスでのファイトが計画されている。また、昨年サウジアラビアの「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んでおり、今年後半にはサウジで試合を行う可能性もある。

「ボクサーとしての完成度は自分自身でも測れない。キャリア最終までレベルアップするトレーニングを続けたい」と、井上はコメントしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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