シナーがズベレフとの決勝進出 全豪OP連覇に王手

全豪オープンテニス、男子シングル準決勝。勝利を喜ぶヤニック・シナー（2025年1月24日撮影）。(c)Martin KEEP / AFP

【AFP＝時事】全豪オープンテニスは24日、男子シングルス準決勝が行われ、大会連覇を目指す第1シードのヤニック・シナー（イタリア）は7-6（7-2）、6-2、6-2で第21シードのベン・シェルトン（米国）を一蹴し、決勝に進出した。

シナーは相手のセットポイントを2本しのぎ、接戦となった第1セットをタイブレークの末に制すと、試合終盤にはけいれんを起こしながらも、2時間36分で決着をつけた。

爆発力のあるシェルトンとは過去5回対戦して直近4連勝を記録していたシナーは、昨年初めて全豪オープンを制しており、これで自身初の四大大会（グランドスラム）連覇に近づいた。

もう一つの準決勝では第2シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が勝ち上がりを決めており、26日の決勝はトップ2シードが激突することになった。

ズベレフは準決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）がけがで途中棄権したことにより、全豪オープンでは自身初の決勝進出を決めた。これまでグランドスラムでは昨年の全仏オープンと2020年の全米オープンでファイナリストとなっているが、優勝は一度もない。

【翻訳編集】AFPBB News