ポステコグルー監督、留任できるかは「分からない」 チームはどん底

24-25イングランド・プレミアリーグ第23節、トッテナム・ホットスパー対レスター・シティ。下を向くトッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督（2025年1月26日撮影）。(c)HENRY NICHOLLS/ AFP

【AFP＝時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が26日、下位レスター・シティに1-2で敗れて「どん底」に陥った試合後、解任を免れられるかどうかは分からないと認めた。

トッテナムはこれで直近のプレミアリーグ7試合で6敗目となり、窮地に立たされているポステコグルー監督への解任圧力が増している。怒ったファンは、試合を通じてダニエル・レビー会長の辞任を求め、この試合で得点したリシャルリソンを交代させたポステコグルー監督には、試合終了のホイッスルと共にブーイングが浴びせられた。

トッテナムは15位に沈み、降格圏までは勝ち点8差となっている。

指揮官は、現在10選手が離脱して負傷者続出という中で、まだ選手の信頼を失ってはいないと主張したが、負傷者が復帰するまで続投できる保証はないと認めた。

監督は「誰にも分からない。多くの人が『ノー』と言うだろう」とコメント。「サッカークラブの監督は、自分がひどくか弱い存在で、孤独だと感じることがある。しかし、私はそう感じてはいない」「選手が私のためではなく、クラブのために全力を尽くしていると感じている。スタッフも本当に献身的だ。そこを重視している」

トッテナムは、ヨーロッパリーグでは前週ホッフェンハイムに勝利したことで決勝トーナメント進出に近づいており、フットボールリーグカップでも、リバプールとの準決勝で第1戦を1-0で制している。

ポステコグルー監督は、この2大会とFAカップで、自分はこれまで2シーズン目に必ずトロフィーを獲得してきたという言葉をトッテナムでも現実にしたいと考えている。しかし、クラブを取り巻く嵐を生き残るには、リーグ戦ここ11試合中1勝という不振の中で、降格圏を引き離すことが不可欠になる。

監督は「今がどん底だろうが、これからの3か月で本当に特別なことができると思っているし、選手たちもそれを信じているはずだ」「今の状況で、それを目に見える形で示すのは非常に難しいが」とコメントした。

【翻訳編集】AFPBB News