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中国ディープシークの台頭は米企業への「警鐘」 トランプ氏

AFPBB News / 2025年1月28日 10時54分

中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」が開発した生成人工知能(AI)のアプリ(2025年1月27日撮影)(c)GREG BAKER/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は27日、生成AI(人工知能)開発を手掛ける中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク〈深度求索〉)」の低コスト生成AIの台頭を嫌気して同日の株式市場でAI半導体大手の米エヌビディアをはじめとするハイテク株が軒並み急落したのを受け、米企業への「警鐘」だとの考えを示した。

トランプ氏はフロリダ州マイアミで開かれた共和党会合で「中国企業ディープシークによる生成AIの導入は、わが国の産業界に対し、競争に勝つために全力で集中する必要があることを再認識させる警鐘となった」と語った。

また、この衝撃がシリコンバレーを中心とする米ハイテク産業にとって、低価格化に向けた改革を促すなど「ポジティブ」な影響をもたらす可能性もあると指摘。「これはむしろ良いことかもしれない」「大金を費やす代わりに、より少ない費用で同一の解決策を見いだせる可能性がある」と説いた。



中国東部・杭州に拠点を置くディープシークは、米企業が投じている開発コストにはるかに及ばない費用で、同等の生成AIを開発したとされる。

これを受け、この日の株式市場ではエヌビディアをはじめとするAI関連企業の株価が急落した。

2期目の就任式を先週終えたばかりのトランプ氏は、日本のソフトバンクとChatGPTの開発元であるOpenAIが主導し、米国におけるAIインフラ構築に向け5000億ドル(約78兆円)規模の投資を行う計画を発表している。

【翻訳編集】AFPBB News

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