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ガザでのコンドーム配布に血税77億円 米政権、対外援助の無駄を例示

AFPBB News / 2025年1月29日 8時59分

米首都ワシントンのホワイトハウスのブレイディ記者会見室で定例記者会見を行うキャロライン・レビット報道官(2025年1月28日撮影)。(c)ROBERTO SCHMIDT/AFP

【AFP=時事】米ホワイトハウスは28日、対外支援事業に対する新規の資金拠出凍結について、パレスチナ自治区ガザ地区での5000万ドル(約77億円)分のコンドーム配布を無駄遣いの例に挙げて正当化したが、主張を裏付ける証拠を示すことはなかった。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は初めての記者会見で、ガザでのコンドーム配布に関する支出は、実業家のイーロン・マスク氏率いる政府効率化省などによって発見されたと説明。

「ガザでのコンドーム(配布)に血税5000万ドルが使われようとしていたことを発見した」「ばかげた血税の無駄遣いだ」と指摘した。

レビット報道官はそれ以上詳細を明らかにしなかった。この主張についてAFPはまだ独自に検証できていない。



米国では通常、コンドームの価格は1個1ドル(約155円)未満で、まとめ買いするとさらに安くなる。ガザには200万人余りが暮らしているが、ほぼ全員がイスラエルとの1年3か月にわたる紛争で大きな被害を受けている。

レビット報道官はまた、トランプ氏が世界保健機関(WHO)からの脱退を表明する前、米国はWHOに3700万ドル(約57億円)を拠出しようとしていたとも述べた。

トランプ氏は就任後直ちに、90日間の対外援助停止を指示。中絶やトランスジェンダーの権利、多様性プログラムに反対する同政権の政策に援助が合致しているかを確認するため、見直しを行うと表明している。

マルコ・ルビオ国務長官は24日の覚書で、米国はエジプトとイスラエルへの緊急食糧・軍事援助を除くほぼすべての援助支出を凍結していると述べている。

国連のアントニオ・グテレス事務総長は、ドル換算で政府開発援助拠出額1位の米国による対外支援凍結について、懸念を表明している。

【翻訳編集】AFPBB News

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