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66日間漂流して生還の男、同乗親族への過失致死で起訴 ロシア

AFPBB News / 2025年2月1日 11時22分

オホーツク海での捜索活動。ロシアの非常事態省提供(2012年11月撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP PHOTO / RUSSIAN EMERGENCIES MINISTRY

【AFP=時事】ロシアの捜査当局は1月31日、昨年ボートで66日間漂流して生還した男について、同乗していた親族が漂流中に亡くなったことを受け、過失致死容疑で起訴されたと明らかにした。

ミハイル・ピチュギン被告(46)は昨年8月9日、ロシア極東ハバロフスク地方からサハリン島に向かって、数時間航海するつもりで膨張式の双胴船(カタマラン)に兄(49)とおい(15)を乗せて出発した。

ボートはその後、2か月以上漂流し、10月に極東カムチャツカ半島沖で漁船に発見され、救助された。しかし、漂流中に兄とおいは死亡した。

同国メディアによると、ピチュギン被告は「安全規則違反」による2人への過失致死の罪で起訴されたとロシア連邦捜査委員会の地域支部は明らかにしている。



有罪になれば、7年以下の拘禁刑を言い渡される可能性がある。

ピチュギン被告はサハリンで運転手として働いていた。検察によると、岸から約3キロ以上離れた水域で船を操舵する資格は持っていなかった。

また、インタファクス通信によると、ボートのエンジンの整備も怠っていたとされる。

捜査官の一人は、「それによって、オホーツク海でボートが長期間漂流することになり」「結果的に父と息子の2人が悲劇的な死を遂げた」と指摘している。

ピチュギン被告の妻はロシア通信に対し、3人は2週間分の食料と水しか用意しておらず、夫が助かったのは「奇跡だ」と語っていた。生還した当時、体重は約100キロから50キロに減っていたという。

【翻訳編集】AFPBB News

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