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関税の「痛み」は「耐える価値ある」 トランプ氏

AFPBB News / 2025年2月3日 10時54分

カナダ・ケベック州ブラックプールで、米国への入国を待つ車列(2025年2月2日撮影)。(c)ANDREJ IVANOV/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は2日、主要な貿易相手国であるカナダ、メキシコ、中国に関税を発動することにより、国民が経済的な「痛み」を感じる可能性はあるが、米国の利益を守るためには「耐える価値のある代償」だと主張した。

トランプ氏は1日、新政権の掲げる高関税を正式に発表。カナダとメキシコからの輸入品には25%の関税を課すとした。ただし、燃料価格の急騰を招かないよう、カナダ産原油への関税は10%に抑えられる。

すでにさまざまな関税が適用されている中国からの輸入品には、10%の関税を上乗せする。これらの新関税は4日から適用される。

2日朝、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「(米国民に)痛みはあるだろうか? あるかもしれない(し、ないかもしれない!)」「だが、われわれは米国を再び偉大にする。そのために払うべき代償はすべて報われる」と投稿した。



「米国はカナダ、メキシコ、中国(そしてほぼ全ての国!)に対し、36兆ドル(約5600兆円)という大きな赤字を抱えている。われわれはもう『愚かな国』ではいられない」と、貿易赤字全般についての憤りもぶちまけた。

トランプ氏は別のSNS投稿で、特にカナダを標的とし、米国は「カナダを『補助』するために数千億ドルを支払っている」「この大規模な補助金がなければカナダは存続不可能だ」などと指摘。米国の「51番目の州になるべきだ」とする最近の威圧的な主張を繰り返した。

一方、トランプ氏は記者団に対し、3日朝にカナダ、メキシコの指導者と会談する意向を明らかにした。また、欧州連合(EU)を対象とする関税も「間もなく」導入するつもりだと語った。

新関税に対するカナダの反応は素早く、ジャスティン・トルドー首相は1日、1550億カナダドル(約16兆5300億円)相当の米国製品に対し、25%の関税を課す方針を表明した。州レベルでも、米国産酒類の購入停止といった報復措置がすでに発表されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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