アルゼンチンもWHO脱退へ 米国に続き
AFPBB News / 2025年2月6日 8時49分
【AFP=時事】アルゼンチンは5日、米国に続いて世界保健機関(WHO)から脱退すると発表した。米国と同様、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)に対するWHOの管理への不満を理由としている。
ハビエル・ミレイ大統領は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のロックダウン(都市封鎖)による経済的影響に憤慨しながら、「人類に対する最も奇妙な犯罪の一つ」だったと非難。WHOは「史上最大の社会統制実験における実行部隊」だったと述べた。
約2週間前にはドナルド・トランプ米大統領がWHOから脱退する意向を表明し、大統領令に署名した。トランプ氏はミレイ氏にとって、思想的盟友であり英雄でもある。
アルゼンチンのマヌエル・アドルニ大統領報道官は先に記者団に、ミレイ氏の決定は「特にパンデミック中の保健管理に関する深い意見の相違」に基づいていると述べ、「国際機関がわれわれの主権に干渉することを許さない」と付け加えた。
アルゼンチンはパンデミックで約13万人が死亡するなど、大きな打撃を受けた。アルベルト・フェルナンデス前大統領は2020年に5か月間のロックダウンを実施。苦境にある経済に大打撃を与えたと広く認識された。
アドルニ報道官は、WHOからの脱退によりアルゼンチンは現地の状況に適応した政策を実施するための柔軟性が高まり、同時に「より多くの資源が利用可能となる」と主張した。
WHOはアルゼンチン脱退について現時点ではコメントしていない。
WHOのデータによると、アルゼンチンは2022年と23年に分担金として約875万ドル(約14億円)を拠出。これは総予算の0.11%に相当する。
【翻訳編集】AFPBB News
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