アルゼンチン、未成年者の性別適合治療を禁止へ
AFPBB News / 2025年2月6日 12時16分
【AFP=時事】アルゼンチンは5日、「ウォーキズム(社会問題に高い意識を持つよう呼び掛ける主張)」の根絶を唱えるハビエル・ミレイ大統領の政策の一環として、未成年者の性別適合治療を禁止すると発表した。
マヌエル・アドルニ大統領報道官は、政府は2012年の法律を改正し、「18歳未満に対するホルモン治療と性別適合手術を禁止する」と主張。
性別適合治療は未成年者の心身の健康に「深刻なリスク」をもたらすとし、フィンランド、スウェーデン、英国、米国なども、二次性徴抑制剤などを用いた治療を含め、未成年者への性別適合治療を制限していると述べた。
アルゼンチンの現行法では、未成年者は法定後見人または裁判所の同意があれば性別適合治療を受けることができる。
さらにアドルニ氏は、受刑者の「性別移行」に基づく移送要求には今後応じない方針を発表。
「男子刑務所にいる受刑者が自身の性自認を主張するだけでは、女子刑務所への移送を要求することはできなくなる」とし、受刑者の安全性の問題だと述べた。
この発表に国内のLGBTQ(性的少数者)コミュニティーは激しく反発。
「アルゼンチンLGBT+連盟」はX(旧ツイッター)で「大統領令で法改正はできない。(ミレイ氏が)試みるのであれば、必要に応じて私たちは米州人権裁判所に異議を申し立てる」と主張している。
ドナルド・トランプ米大統領は先週、19歳未満を対象に性別適合手術を制限する大統領令に署名したばかり。
トランプ氏を崇拝しているミレイ氏は、他の問題でも同氏に追随。
米国に続いて5日、世界保健機関(WHO)からの脱退を表明した。トランプ氏と同様、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)に対するWHOの管理への不満を理由としている。
【翻訳編集】AFPBB News
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