イスラエル国防相、ガザ住民の「自主退去」計画を軍に指示

パレスチナ自治区ガザ地区南部から北部に帰還する避難民の子どもたち（2025年1月29日撮影）。（c）Eyad BABA/AFP

【AFP＝時事】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は6日、パレスチナ自治区ガザ地区からパレスチナ人を退去させる計画の策定を自国軍に命じたと明らかにした。

カッツ氏は「ガザ地区住民が自主的に退去できる計画の策定をイスラエル国防軍に指示した」と声明で述べた。

退去を希望するガザ住民が「受け入れ表明国に移住できる」よう軍に命じたとし、「この計画には、陸路での越境の他、海路・空路で退去するための特別手配も含む」としている。

これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は「米国がガザ地区を引き継ぎ、所有する」計画を提示。各国首脳から批判を招き、ホワイトハウスも釈明に追われていた。

しかしカッツ氏は、「ガザ住民の大多数が世界各地に移住できるようにしたトランプ大統領の大胆な計画」を歓迎するとしている。

【翻訳編集】AFPBB News