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日本、当面は関税回避 日米首脳会談

AFPBB News / 2025年2月8日 11時43分

米首都ワシントンのホワイトハウス西棟前で、石破茂首相を出迎えるドナルド・トランプ大統領(2025年2月7日撮影)。(c)Mandel NGAN/AFP

【AFP=時事】石破茂首相(68)は7日、ドナルド・トランプ米大統領との初めての首脳会談で友好的な態度を打ち出し、日本は当面の間、トランプ氏が他の同盟国に課している関税を回避した。

両首脳はホワイトハウスで互いを称賛し合い、中国の「侵略」に共に立ち向かうと表明するとともに、日本製鉄によるUSスチール買収計画の解決策を見つけたと述べた。

一方でトランプ氏は石破氏に対し、日本が対米貿易黒字をゼロにしなければ、対米輸出品に関税を課す可能性は依然あると警告し、圧力をかけた。

石破氏は共同記者会見でトランプ氏について、「今まで何年もテレビで見ていたので、間近に見る感動は格別なものがある。テレビで見ると声高で、かなり個性強烈で、恐ろしい方だという印象がなかったわけではない」「実際に会うと本当に誠実な、力強い、米国や世界に対する強い使命感を持たれた方だということを、お世辞を全く抜きに感じた」と述べた。



トランプ氏は写真交換の際、石破氏を「グッドルッキング(格好いい)」と称賛。これはトランプ氏にとっての最大級の賛辞とされる。

さらに、石破氏がもし米国に関税を課されたら報復措置を講じるかとの質問に「仮定の質問には答えられない」と答えると、トランプ氏は「非常に良い答えだ」と笑顔を見せた。

トランプ氏は、「中国の経済侵略」と闘うことで石破氏と合意したと明言。両首脳は共同声明で、南シナ海における中国の「挑発的な行動」を非難した。

両首脳は北朝鮮の非核化を求めたが、第1次政権時に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談したトランプ氏は、同国と「関係」を持ちたいとも述べた。

トランプ氏が日本支持を表明する背景には、日本が1兆ドル(約152兆円)規模の対米投資を行い、米国からの防衛装備品の購入を増やすと表明したことがある。

石破氏は、日本の対米投資額は世界1位だとし、これから先もっと伸ばしていきたいと述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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