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バルト3国、ロシアとの電力網遮断 「歴史的な日」と欧州委員歓迎

AFPBB News / 2025年2月9日 11時20分

ラトビアのビラカで、ロシアとの主要送電線を切断した技師ら(2025年2月8日撮影)。(c)Gints Ivuskans/AFP

【AFP=時事】エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国は8日、ロシアの電力網との接続を遮断した。9日にポーランド経由で欧州の電力網に統合される。接続先の切り替えは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、緊急性を増していた。

かつてソ連の一部で、現在は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟している3国は、切り替えを数年前から計画していたが、ロシアのウクライナ侵攻後にプロセスを加速させた。

2022年2月に始まったロシアの侵攻は、3国にも、次の標的になるかもしれないという恐怖をもたらした。ウクライナを強く支持する3国は、ロシアが電力システムを使って脅迫してくることを懸念していた。

当局は電力網の切り替えに関連する妨害行為や混乱を警告していたが、電力網の切断作業は支障なく行われた。3国の電力網運営会社は、ロシアが遮断プロセス中に協力したと明かした。



欧州委員会のダン・ヨーエンセン委員(エネルギー担当)は「歴史的な日」だとし、「これは安全保障に関することだ」「欧州諸国はいかなる点においてもロシアに依存すべきではない」と語った。

ウクライナのヘルマン・ハルシチェンコエネルギー相も8日、ロシアとの電力網遮断を「欧州全体にとって重要な出来事」と称賛。「こうした措置は、侵略者が電力部門を脅迫や政治的駆け引きに利用する機会を奪うものだ」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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