アルカラスがシナー不在のABNアムロ優勝 決勝でデミノー下す

男子テニス、ABNアムロ・オープン、シングルス決勝。勝利を喜ぶカルロス・アルカラス（2025年2月9日撮影）。(c)Sander Koning / ANP / AFP

【AFP＝時事】男子テニス、ABNアムロ・オープンは9日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス（スペイン）は6-4、3-6、6-2で第3シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）に勝利。世界ランキング1位のヤニック・シナー（イタリア）が不在の中で、自身初の室内タイトルを獲得した。

シナーは先月の全豪オープンで連覇を果たした後、今大会を直前で欠場した。そのライバルの存在を恋しく思わなかったかを聞かれたアルカラスは「全然！」と冗談めかして答え、「こうしてトロフィーを手にできたのだから、寂しくはなかった」と付け加えた。

「一緒に同じ大会に出場できていたら素晴らしかっただろう。おそらく素晴らしい決勝戦ができたと思う」

実際の決勝では、世界ランキング3位のアルカラスが両隅からの強力なショットで圧倒した。デミノーも勇敢に反撃したが、トップシードを破るための武器が不足していた。

「今週は本当に良い週だった」。今大会中、呼吸を楽にする鼻クリップを着けてプレーしたアルカラスはそう言い、「風邪で100％の状態ではなかったが、毎日少しずつ良くなっていった」と続けた。

【翻訳編集】AFPBB News