シャポバロフ、ルード破りダラスOP優勝 トップ10を3人破ってV

男子テニス、ダラスOP、シングルス決勝。優勝を喜ぶデニス・シャポバロフ（2025年2月9日撮影）。(c)Sam Hodde/Getty Images/AFP

【AFP＝時事】男子テニス、ダラス・オープンは9日、シングルス決勝が行われ、デニス・シャポバロフ（カナダ）が大会第2シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）を7-6（7-5）、6-3で破り、ツアー通算3勝目を挙げた。

シャポバロフは世界ランキング5位のルードのほか、2回戦で同4位のテイラー・フリッツ（米国）、準決勝では大会連覇を狙った同9位のトミー・ポール（米国）も撃破した。上位3シードを倒してのツアー優勝は2020年以降では5人目で、トップ10選手3人を破ってのATP 250もしくはATP 500大会の優勝は2009年以降で4人目となった。

ダラス・オープンはATP 500の大会で、シャポバロフにとっては自身最大のタイトルとなった。度重なる膝のけがに苦しみ、昨年の同じ時期には127位だった世界ランクは、大会後に22ランクアップの32位まで浮上する。

第1セットだけでこの日の13本中12本のエースをたたき込むと、一度もブレークピンチに陥らず、迎えたタイブレークを制した。第2セットは第2ゲームで先にブレークに成功し、そのまま逃げ切った。

ルードはシャポバロフと3戦目にして初黒星で、ツアー13勝目はならなかった。

【翻訳編集】AFPBB News