1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

国際ボクシング協会 パリ五輪の性別騒動でIOCに法的措置

AFPBB News / 2025年2月11日 9時32分

パリ五輪、ボクシング女子66キロ級。優勝を喜ぶアルジェリアのイマン・ヘリフ(2024年8月9日撮影)。(c)Mauro PIMENTEL / AFP

【AFP=時事】国際ボクシング協会(IBA)は10日、昨年開催されたパリ五輪の女子種目で、アルジェリアのイマン・ヘリフと台湾の林郁婷の参加が認められた件をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)に対し法的措置を取ると発表した。

ヘリフと林は、2023年の女子世界選手権で性別検査により失格とみなされ、大会から除外されたが、パリ五輪ではIOCから出場を認められ、ともに金メダルを獲得した。

IOCは財政上および倫理上の問題などを理由にIBAの認可を取り消し、代わりにパリ五輪のボクシング競技を運営していた。

先週、ドナルド・トランプ米大統領がトランスジェンダー選手の女子競技参加を禁止する大統領令に署名したことを受け、IBAは声明で「IOCの対応に関し、スイスの司法長官に正式に異議申し立てを行っている」と発表。フランスと米国でも同様に提訴していると付け加えた。



また、ロシア大統領府(クレムリン)とつながりのあるウマル・クレムレフ会長も声明の中で、「トランスジェンダー選手を女子競技から排除するというトランプ大統領の命令は、女子スポーツの健全性を守るためのIBAの努力を裏付けるものだ」と主張した。

ヘリフと林はトランスジェンダー女性ではなく、生まれながらの女性であり、パスポートにも女性として登録されている。

IOCはこの日、AFPの取材に対し、「このIBAの声明は、IOCがガバナンス、審判およびレフェリング関連の問題や、財政にまつわるさまざまな疑問からライセンスを剥奪して以降、IBAがIOCに対して行っているキャンペーンの一例に過ぎない」とコメント。「2023年のIBA世界選手権で、彼女たち(ヘリフと林)は正当な手続きを経ずに失格となった」と補足した。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください