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少数派ヤジディー教徒を「奴隷」にした女に禁錮12年 スウェーデン

AFPBB News / 2025年2月12日 12時46分

過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員に連れ去られていたシリアから、イラク北部の家族の元に帰還したヤジディー教徒の女性(中央、2025年1月8日撮影)。(c)Safin HAMID/AFP

【AFP=時事】スウェーデンの首都ストックホルムの地方裁判所は11日、イラク系スウェーデン人の女が、シリア在住時にイラクの少数派ヤジディー教徒の女性・子どもを奴隷として扱ったとして、ジェノサイド(集団殺害)の罪などで12年の禁錮刑を言い渡した。

実刑が下されたのは、リナ・イシャク被告(52)。スウェーデンでキリスト教徒のイラク人家庭に育ち、最初の夫と出会った後、イスラム教に改宗。2013年に家族と共にシリアに渡ったが、夫は死亡。14年に同国北部ラッカで再婚した。

翌15年、過激派組織「イスラム国」(IS)によってイラクからシリアに拉致されて来たヤジディー教徒の女性3人と子ども6人を5か月にわたって監禁し、「所有物」として扱ったとされる。イスラム教の聖典コーランの暗唱を強いたり、「異教徒」「奴隷」といった侮蔑的な言葉を投げ掛けたりしたという。



地裁はこうした言動について、ジェノサイドのほか、人道に対する罪、戦争犯罪に当たると判断した。

地裁は、ISによるヤジディー教徒の迫害において「包括的な奴隷化システム」が「重要な要素」の一つとなっていると指摘。被告は「一つの宗教集団を破壊するというISの意図を共有していた」としている。

【翻訳編集】AFPBB News

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