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70歳男性で厚生年金に入っている会社員。退職すると高年齢求職者給付金を一括で受け取れる?

オールアバウト / 2024年6月2日 8時10分

70歳男性で厚生年金に入っている会社員。退職すると高年齢求職者給付金を一括で受け取れる?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、高年齢求職者給付金についての質問です。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、高年齢求職者給付金についての質問です。

Q:70歳男性で厚生年金に入っている会社員。退職すると高年齢求職者給付金を一括で受け取れる?

「70歳男性、厚生年金に入っているサラリーマンです。このたび退職しますが、高年齢求職者給付金を一括で受け取ることが可能でしょうか? 老齢年金は65歳から受給しています」(匿名希望)

A:給付の要件を満たせば高年齢求職者給付金を一括で受け取ることができます

そもそも高年齢求職者給付は一時金(一括)で支払われます。結論としては、質問者さんが高年齢求職者給付金の給付の要件を満たすのであれば、高年齢求職者給付金を一括で受け取ることができるでしょう。

高年齢求職者給付金をもらうためには、以下の要件を満たすことが必要です。

・65歳以上で退職前原則1年間のうち通算6カ月以上の雇用保険の被保険者期間があること
・積極的に働こうとする意思と、いつでも就職できる状況にもかかわらず、就職することができない状態である

高年齢求職者給付金を受け取る手続きとしては、お住まいの地域を管轄するハローワークに出向き、求職の申し込みをしたうえ、離職票を提出します。その後、ハローワークへ指定された日に出向き、失業の状態であることの確認(認定)を受けた場合に高年齢求職者給付金が一括で支給されます。

雇用保険の被保険者期間が1年未満なら基本手当日額の30日分、1年以上なら50日分の一時金として支払われます。基本手当日額は退職前6カ月間の賃金の合計を180で割って算出した金額の50~80%で計算されます。基本手当日額は年齢ごとに上限額が定められています。

65歳以上の人が受け取れる高年齢求職者給付金は、老齢年金と同時にもらうことができます。

詳細はハローワークに問い合わせてみましょう。受給期限は離職した日の翌日から1年間となっていますので注意しましょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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