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Q. 就寝時に胸焼けがして、夜中に目が覚めてしまいます。病気でしょうか?

オールアバウト / 2024年5月30日 20時45分

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胸焼けで寝れなかったり、寝ている時に胃液が上がってくる感じがして目が覚めてしまう場合、「胃食道逆流症」の可能性があります。わかりやすく解説します。

Q. よく「胸焼け」がして、夜中に目が覚めてしまいます。病気でしょうか?

Q. 「食べすぎたわけでもなく、普段通りの食事をした日でも、眠ろうと横になると胸焼けがします。気持ちが悪くなって、夜中に目が覚めてしまうこともあるのですが、何かの病気でしょうか? 他に気になる自覚症状や、健康診断で指摘されていることなどは特にありません」

A. 胃酸が逆流する「胃食道逆流症」の可能性があります

胃と食道の境目にある「下部食道括約筋(かつやくきん)」の働きが落ちたり、腹圧が高い状態が続いたりすると、胃液が食道に逆流してしまうことがあります。これは「胃食道逆流症」というもので、逆流した胃酸によって、食道の粘膜がただれ、食道炎などを起こします。

夜間の胸焼けや、ゲップをすると酸っぱい液体が口まで上がってきてしまう「呑酸(どんさん)」、喉の痛みなどのさまざまな症状が起こります。寝つきにくくなったり、夜中に目が覚めてしまったりと、不快な症状のために眠りの質が落ちてしまうことも、深刻な問題です。

治す方法は、「生活習慣の改善」と「服薬」です。まず、肥満気味の方は、健康的な体重までの減量を考えてみてください。食生活の改善の他、禁煙も効果があります。生活習慣を見直しても胸やけの症状が続く場合は、薬局で買える「H2ブロッカー胃腸薬」を利用するのもよいでしょう。

症状がつらい場合は、内科や胃腸科を受診してください。処方薬の「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」が解決を助けてくれるはずです。

坪田 聡プロフィール

日本を睡眠先進国にするため、正しい快眠習慣の普及に努める専門医。日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。医師とビジネス・コーチという2つの仕事を活かし、医学・生理学と行動計画の両面から睡眠の質の向上に役立つ情報を発信している。
(文:坪田 聡(医師))

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