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ミシュラン三つ星シェフの世界観を、絶景のザ・リッツ・カールトン東京で味わう

オールアバウト / 2024年5月31日 20時45分

写真

アジア人シェフとしてフランスで初めてミシュラン三つ星を獲得し、現在もパリで腕を振るう小林圭シェフ。ザ・リッツ・カールトン東京に2024年1月、小林シェフ監修の「Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」が開業。どんなレストランなのか、食レポ付きでご紹介します!

心浮き立つ「ミシュランの星付きレストラン」というタイトル。中でも三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」という最高のレストランに与えられる称号です。

アジア人シェフとしてフランスで初めてミシュラン三つ星を獲得した小林圭シェフは、現在も自身の名前を冠したパリの「Restaurant KEI」で腕を振るっていますが、2024年1月、パリまで旅せずとも小林シェフの世界観を味わえる「Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」が、ザ・リッツ・カールトン東京にオープンしました。

東京初店舗となる小林シェフ監修のフレンチレストラン。一体どんな空間が広がっているのでしょう。光栄にも取材させていただきました!

六本木上空45階からの絶景に包まれて

この日の東京はかなりの大雨……でしたがこの眺望!訪れた日はあいにくの大雨。しかし六本木のザ・リッツ・カールトン東京45階というロケーションには、悪天候をものともしない絶景が広がっています。奥へと伸びていくレストランは全28席。落ち着いた色合いのシックな装いで、一席ごとの空間もぜいたく。広々としています。

奥へ奥へと広がる空間。全てに小林シェフの美意識が宿ります料理はもちろん、レストラン内のサービス、器、空間演出などの全てを、小林シェフ自らが監修。ランチタイムに飾られるテーブルの花、ディナータイムに灯されるキャンドルにまで小林シェフの美意識が宿っています。特注の器や、フルセットでそろうクリストフのカトラリーなどは、手に入りにくいものばかりだそう。料理だけでなく、その周辺にも見どころ満載です。

小林圭シェフの「遺産」

店名の「Héritage(エリタージュ)」は、フランス語で遺産・継承という意味。世界に通じる料理としてフランス人が創り出した「遺産=フランス料理」を次の世代へつないでいきたいという思いがこもった名前です。正統派のフランス料理という土台を大切にしつつ、“現代風”をエッセンスに加えた見目麗しいメニューが次々に登場します。

この日いただいたランチコースは次の通り。

・Amuse Bouche
千葉県 銚子産 蛤の香草パン粉焼き
水牛モッツァレラチーズとセミドライトマトのピザ仕立て
さわやかなセロリのシャーベット
 左:千葉県 銚子産 蛤の香草パン粉焼き 右:水牛モッツァレラチーズとセミドライトマトのピザ仕立て
・牛コンソメスープ ポルト酒の香り
日本料理の1品のように演出された牛のコンソメスープ
・五島列島 シマアジのタルタル仕立て レモンの泡とブラックオリーブのクランブル
混ぜるのをちゅうちょしてしまう1皿でしたが「おいしさのために混ぜてください」との指示が
・ロワール産ホワイトアスパラガス ブラッドオレンジのサバイヨンソース
旬なホワイトアスパラガスもドレスアップして登場!
・愛媛県産 白甘鯛 ホタテ貝柱の出し汁 レモンジンジャーの香り
その場で出し汁をかけてもらい、いただきます
・ニュージーランド産 仔羊の塩釜包み焼き ジュのソース
塩釜包み焼きを小林シェフ監修の味で・苺 とちあいかのタルト仕立て 上に載ったメレンゲの硬さまで計算されていて、絶品だったスイーツ
・Cafe

アートのような美しいメニューを……!

パリの小林シェフの思いを、六本木で具現化するのは料理長・村島輝樹シェフ。3カ月間パリの小林シェフの店でみっちり研修を受けたそうですが、そもそも同世代で、若い頃パリで修行した時期も重なることから、小林シェフの考えや指示も直感的に受け取ることができるそう。まさにあうんの呼吸で小林シェフが思い描く料理、空間、サービスをゲストに届けています。

サーブされた時はまるでアートのような美しさのメニューが多いのですが、スタッフからは「惜しげなくしっかり混ぜて、今の原型をなくしてください」という非情(笑)なアドバイスが。もったいないなぁと思いつつ意を決して混ぜ、口に含むと、最高の味わいが訪れるのです。“映え第一”になりがちな昨今のグルメですが、“味第一”という当たり前なことを大事にしている姿勢が心に響きます。

 選ぶのに迷っていると、そのワインにまつわるエピソードなどさまざまな角度から説明してくれる各メニューにはお任せでワインもつけていただきましたが、ソムリエの説明がワインの知識が浅い私にも分かりやすく面白く、またどのスタッフもつかず離れずの最適の距離感で、心地よい時間が流れていきました。

ランチは1万1800円から、ディナー2万4800円から(税・サービス料込)。決してリーズナブルではありませんが、海外旅行が難しい今、パリへ行かずとも小林シェフの世界観を五感で味わえ、さらに絶景も満喫できるとあって、お得とすら感じてしまう特別なレストランでした。

<DATA>
Héritage by Kei Kobayashi
住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京 45F
電話:03-6434-8711
営業時間:
ランチ12:00~16:00 (最終入店 L.O. 13:30)
ディナー18:00~22:30 (最終入店 L.O. 20:00)
定休日:毎週火曜・水曜

この記事の執筆者:藤丸 由華 プロフィール
東京のラジオ局のアナウンサー時代を含め約30年、東京にこだわった取材を敢行。取材した都内のスポットは2000以上。2008年に独立し、現在はAll About東京ガイド、フリーアナウンサー、2足のわらじで活動。(文:藤丸 由華)

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