大阪府在住41歳・「成長投資枠は年初にどどんと使い果たした」新NISAで失敗しても家計は安泰な理由
オールアバウト / 2024年6月8日 6時10分
![写真](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/allabout/allabout_107109_0-small.jpg)
All Aboutが募集している「新NISAのアンケート」から、まわりの方の成長投資枠やつみたて投資枠に対する考え方や実際の利用状況を見ていきます。今回は大阪府在住41歳の方の新NISAの成長投資枠プランです。
All Aboutが実施しているアンケートから、一般の方のリアルな新NISAの使い方を紹介していきます。シミュレーションでは分からない生の声から、ご自身の投資の参考になるものを見つけ出してください。
今回は大阪府在住41歳の方のエピソードを紹介します。
新NISAエピソード・回答者プロフィール
年齢:41歳(性別非回答)同居家族構成:本人、配偶者(会社員)、長男(小2)
居住地:大阪府
職業:専業主婦・主夫
世帯年収:本人なし、配偶者600万円
世帯金融資産:現預金1000万円、リスク資産650万円
■リスク資産の内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
・国内株式:400万円
・国内社債:250万円
・米国債:15万円
新NISAでの購入商品と金額
■成長投資枠・日本株:240万円(銘柄は不明)
■つみたて投資枠
利用なし
「成長投資枠でお目当ての銘柄を一発購入」
成長投資枠の年間投資上限額240万円を「(2024年)2月初旬の時点で使い果たした」という今回の投稿者。「もともと去年のうちから狙いを定めていた銘柄が、値を下げてきたので、どどんと一発で買った、という感じ」と、銘柄の詳細は不明ですが、新NISAのスタートに合わせてまとまった金額を投入した様子です。
ただ、「2024年1月4日ごろに、気合を入れて買いまくったら、みんなが新NISAに期待してすでに値が上がっていた状態だったようで、現在若干値下がりしている。買いあせって冷静さを欠いてしまった」と今となっては後悔しているそう。
「やっぱり自分の感覚を信じないといけないな。買い急いだらあかん」とコメントされています。
「つみたて投資枠は性に合わない」
いっぽうで、つみたて投資枠は使用しない方針。「ドルコスト平均法とかいう方式で、理論上はコツコツ派には正しい方法だと思う。が、慣れてくるともっと買いのタイミングと売りのタイミングを見極めたくなってきて、つい積み立てをしなくなってしまった」と投稿者。旧NISAでもつみたてNISAは利用せず、「一般NISAで個別銘柄5種類ぐらい、ぱらぱらと購入していた」そう。
運用成績は「2021年頃に元本400万円で運用開始して、600万円ぐらいに増えた。NISAと特定預かり(特定口座)との合計で約200万円程度の運用益となる。NISAのみの運用益はおおよそ150万円程度」と説明されています。
「ローン完済までリスク資産の割合は増やさない」
NISA口座以外の投資戦略については、「株主優待制度でギフトカードや物品等が送られてくるものは、特定口座にしている。そういう銘柄は比較的株価が安定していると思うが、それが割安になったときに最小単位購入しておいて、毎年優待をもらい続ける。で、ぱーんと値上がりしたときに売却すればよいと思う」と回答。そもそも「物品には20%の税金がかからないので、NISA枠を使うのはもったいない」と考えているそう。
貯蓄と投資のバランスについては「慣れれば慣れるほどリスク資産の割合が高くなってくるので、とにかく住宅ローンを完済するまでは、現在以上にリスク資産の割合を増やさないよう、心がけている」と投稿者。
「毎月おおよそ25万円の固定生活費で生活している。配偶者の収入もほぼ安定しているので、それ以外はすべて普通預金。その普通預金が、緊急資金を除いた額以上にたまってきたら、その都度住宅ローンの繰上返済に充当している。今のところ住宅ローンを倍速の速さで返済できている」としっかりと家計管理をされている様子です。
最後に自身の投資スタンスについて、「私は知識が豊富にあるわけではなく、幅広く経済情報を得ているわけでもない。となると、いくつかに絞った銘柄を日々見守ったり、年に数回固定費を削れるところはないかとプランの変更を考えたり、通帳残高を見つめてみたり。あるいは新しいサービスを試してみたり(例えば現金やクレジットカードよりもPayPay決済にシフトしたほうがポイントが貯まりやすい等)」とコツコツ派な一面ものぞかせておられました。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
(文:あるじゃん 編集部)
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