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正社員なのにボーナスが「5万円」しかもらえませんでした。これって少なくないですか?

オールアバウト / 2024年6月7日 21時25分

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女性のキャリアについての気になる悩みや疑問に、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』の編集長である小林佳代子が回答。今回は「ボーナス」について。

女性のキャリアについての気になる悩みや疑問に、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』の編集長である小林佳代子が回答。今回は「ボーナス」について。

(質問)
正社員なのにボーナス5万円。これって少なくないですか? ボーナスがちゃんと出る会社に転職したいです。

(回答)
ボーナス額が適正かどうかは、業界平均や給与制度、市況感などから判断するもの。「支給されていない」という人も少なくないため、一概に低いとはいえません。ボーナス支給の有無、計算方法、想定額などは入社前に詳しく確認することをおすすめします。

詳しくは以下で解説します。

「支給なし」が約4割……“適正額”は総合的な判断が必要

「5万円のボーナスは少ない」と感じているようですが、そもそもボーナスは業績次第で支給されるもの。月給を高めに設定している代わりにボーナスは寸志程度だったり、入社したばかりで満額が支払われていなかったり、年俸制のためそもそもボーナスがなかったりとさまざまなケースが考えられるため、判断が難しいのが本音です。

2023年『女の転職type』会員向けに実施した夏のボーナスに関する調査では、約6割の人で支給がなく、雇用形態が「正社員・契約社員」の人にかぎっても「支給なし」と答えた人は全体の約4割にのぼります。ボーナスが支給された人の平均額は30.8万円でした。

また、ボーナスの満足度についても尋ねてみると、満足派より不満足派の方が多く、「正社員・契約社員」の人だけで見てみると約7割が不満足でした。ボーナス額に満足している人は少数派であることが分かります。

ボーナスついては、入社前に「そもそも賞与が支給される会社か」「想定金額はどれくらいか」を確認することはもちろん、「初回支給はいつか」「掛け率など変動する場合はその計算方法」などの詳細も確認しておき、総合的に判断することをおすすめします。

転職で年収アップは可能だが、高すぎて苦労することも……

年収を理由に転職を考える人は多く、実際に転職によって年収アップを実現している人も多くいます。ただ、今の会社が同業他社と比較して高めの給与が設定されている場合、転職によって年収アップを目指すのは難易度が高いことも。

また、本来給与はスキルや経験に応じて段階的にアップしていくもの。自分の市場価値よりも高い給与水準を求めた結果、入社後に高いパフォーマンスを求められて苦労することもあるため注意しましょう。

長期的な視点での転職が、将来的な収入アップにつながる可能性も

つい入社時の給与に目が行きがちですが、給与は入社後の努力次第でアップさせられる可能性があるものです。会社選びをするときは、入社時の給与だけでなく、仕事内容や社風、会社の制度や勤務地など、自分の努力では変えられないものについてもしっかり考えましょう。

また一時的に年収が下がったとしても、自分のスキルや経験を広げられる企業を選ぶという考え方もあります。そこでキャリアを積み、さらに別の会社へとステップアップすることで豊富なスキルや経験を身につけ、最終的には理想の年収やキャリアを実現した人もたくさんいるので、転職活動の際には長期的な目線で将来設計をしてみることをおすすめします。

この記事の筆者:小林 佳代子
新卒でキャリアデザインセンター入社。転職情報誌および転職サイト『type』『女の転職type』で、1000社以上の求人広告制作に携わる。2018年『女の転職type』編集長に就任。プライベートでは2児の子育て中。
(文:小林 佳代子)

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