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銀行の「組み戻し」って何? 元銀行員がわかりやすく解説

オールアバウト / 2024年6月11日 21時20分

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最近、ネットで話題となった「組み戻し」って何だろう?銀行のどんな手続きなの?という声が届いています。今回は、銀行で行う「組み戻し」とはどのような手続きなのか、また、どのようにすればよいのか、手数料等について解説します。

今回は銀行で行う「組み戻し」とはどのような手続きなのか、基礎的な部分を元銀行員の筆者が解説します。

組み戻しってどんなもの?

組み戻しは、組戻しとも表記されることがあり、振込手続きをした後に、宛先を間違ってしまった等で、振込の依頼内容に誤りがある場合、もしくは振込そのものを取消したい等のときに利用するものです。基本的に、顧客の都合で、一度行った振込手続きを取り消しすることを言います。

なお、組み戻しをするには決められた手数料がかかります。一般的な手数料の相場としては、1100円程度かかるようです。

いつでも組み戻しできるわけではない

ただし、組み戻しするのであれば、早めに行ったほうがいいでしょう。基本的に、振込した相手方に入金される前でないと組み戻しはできません。

もちろん、すでに入金済みでも組み戻しをすることはできますが、このようなケースでは、入金された相手の承諾が得られないとき等の場合は、手続きに進むことはできません。つまり、お金を返してもらえないということです。

組み戻しをする場合は、店頭窓口や店頭ATMで振り込んだときには、該当の支店へ問い合わせてください。インターネットバンキング等で取引をした場合には、そのインターネットバンキングの相談窓口やインフォメーションセンター等の専用ダイヤルで連絡を取ります。

あくまでも自分の取引銀行で手続きします。相手方の取引銀行(振込先)ではありませんので、注意してください。

怪しい振込なら、相談・確認を!

組み戻しをする場合、振り込んだ相手方の承諾がなければ、お金を返してもらえません。そのため、何らかの手続きをするときや見知らぬ会社等へ振込をするときには、自分が取引をしている相手は本当に正しいのか、支払わなければならない心当たりがあるのか、金額は正しいのか等、第三者の目を通して確認することをおすすめします。

銀行で振込手続きをするなら、銀行の窓口や行員に相談してみましょう。インターネットバンキングであれば、信頼できる家族や知人等に相談するとよいでしょう。

組み戻しは便利な制度ですが、手続きは面倒ですし、相手方の承諾も必要になります。少しでも振込先に不安な気持ちがあるときは、手続きを完了する前に相談するようにしてみては?

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))

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