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定年後も継続して70歳まで働く予定。厚生年金保険料も70歳まで払わなくてはなりません。納めた年金保険料はどうなる?

オールアバウト / 2024年6月19日 20時30分

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年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、厚生年金保険料を70歳まで払った場合、納めた年金保険料はどうなるのかについてです。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、厚生年金保険料を70歳まで払った場合、納めた年金保険料はどうなるのかについてです。

Q:定年後も継続して70歳まで働く予定。厚生年金保険料も70歳まで払わなくてはなりません。納めた年金保険料はどうなる?

「定年後も継続して70歳まで働く予定。そうすると厚生年金保険料も70歳まで払わなくてはなりませんよね。納めた年金保険料は、どうなるのでしょうか?」(59歳)

A:65歳以降、支払った厚生年金保険料は、毎年1回、再計算されることで老齢厚生年金に上乗せされます。増額された老齢厚生年金額を一生涯受け取れます

相談者は、定年後も継続して70歳まで働く予定とのこと。2022年10月から社会保険の適用の範囲が拡大され、相談者の勤務条件や勤務先によっては、厚生年金保険に加入することになります。社会保険料(厚生年金保険料・健康保険料)は、会社と折半で支払うことになります。

相談者は支払った厚生年金保険料がどうなるかを心配していますが、65歳以降、老齢厚生年金を受給しながら厚生年金に加入して働くと、毎年1回、9月1日時点に、前年9月~当年8月の厚生年金加入状況をもとに、10月分からの老齢厚生年金額が再計算され、支払った厚生年金保険料分が上乗せされます。10月分の老齢厚生年金は12月に受け取れます。

増額される老齢厚生年金は、生涯受け取ることができます。厚生年金に加入して長く働けば働くほど、将来上乗せされる年金は増えます。支払った厚生年金保険料は、払い損にはなりませんので、ご安心ください。

ただし厚生年金に加入して働いた場合、収入等と老齢厚生年金額が一定以上になると「在職老齢年金制度」で老齢厚生年金額が調整されることがありますので、その点には注意しましょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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