29歳・年収400万円会社員女性「自活する中で1万円で始めたつみたてNISAのプラスに驚き」5年間のリアルな運用成績は?
オールアバウト / 2024年6月28日 6時10分
All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は福岡県に住む29歳女性の積立投資エピソードです。
2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。
ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
29歳・年収400万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は福岡県に住む29歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。家族構成
独身金融資産
世帯年収:400万円世帯金融資産:現預金300万円、リスク資産200万円
積立投資実績
(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):2020年から約3年継続中
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):2021年から約2年継続中
・たわらノーロードTOPIX:2018年から2021年まで積み立て
・たわらノーロード先進国株式:2018年から約5年継続中
・ひふみプラス:2018年から積み立て、2020年に売却
すべてつみたてNISA
24歳からつみたてNISAを続けてきたという今回の投稿者。
「2018年当初は、ひふみプラス、たわらノーロードTOPIX、先進国株式の計3つのファンドに月計1万円積立からスタート」したとのこと。
その後「2年後にひふみプラスを売却・購入を停止し、積立ファンドにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を追加。積立金額を月1万8000円に増額。さらに一年後、TOPIXの積立を停止し、積立ファンドにeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を追加。金額を見直し、月3万3333円の積立を継続中。各ファンドの金額の配分はたまに変更していた」と続けます。
5年間の運用実績を抜粋すると、
・ひふみプラス:元本約3.5万円→運用益込4万円(売却時)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):元本約50万円→運用益込70万円
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):元本約30万円→運用益込40万円
・たわらノーロードTOPIX:元本約10万円→運用益込20万円
・たわらノーロード先進国株式:元本約50万円→運用益込80万円
「2018年から積み立てていた商品については、少しずつ運用益がプラスになり、2020年時点でおおむね+10%くらいになっていた。その後コロナショックで軒並み-10%ほどになったが、積立を続けていたら現在はいつの間にか全ての商品が現時点で20~50%ほどの含み益が出ている状態になっている。たわらノーロードTOPIXについては現時点でプラス60%になっていて驚いている」とコメント。
また「新NISAは月の積立投資額を3万3333円→5万円まで増やすことを決めています。商品は現在のまま商品ごとの金額の割合の見直しをする予定です。成長投資枠まで使って投資額を増やすかは悩み中です」とのこと。
29歳・年収400万円会社員女性の思う積立投資のメリットは?
積み立てを始めたことによる資産の影響について、「投資信託を始めた時点では現金預金を減らさない程度の金額で積み立てており、年間10万円~20万円ほどの資産形成だった。1~2年で出た含み益をみて、少しずつ積み立て金額を増やしていき、5年間で投資信託のみで200万円ほどになった」と語る投稿者。「現金預金は生活費の余りが徐々にたまり、自活(※他人の助けを借りずに自力で生活すること)を始めて6年で300万円ほどになった。資産は現在約500万円で投資信託と現金預金の2本柱だが、徐々に投資信託が占める割合が増えている」とのこと。
また積立投資のメリットとして、「現金預金は利子がついてもせいぜい数円から数十円だが、積立投資をしたことでもっと資産を増やすことができると実感できてよかった。会社員の仕事は働いた時間成果に応じて給料が払われるが、積立投資は設定さえしてしまえば自分の時間を割かなくても資産が増やせることがわかり、とても効率のいい資産の増やし方を知ることができた」と回答。
一方で、「ネット記事や書籍、世間の人気のファンドの噂の情報など様々な情報から自分の意思でファンドや金額を決定するが、もし損したらどうしようと不安になったり自分が選ばなかったファンドの成績が良くて後悔したりと、決断することの大変さが苦しいと思った。コロナショックの時はコロナウイルスそのものの不安もあったが、自分の資産が目減りする不安もあり、精神的に辛かった」と積み立てを辞めたくなったこともあったそう。
その上で、「5~6年前と比べて今世間には投資信託や積立投資に関する色々な情報で溢れかえっている。最初は何もわからないのでそうなると思いますが、よくみる情報を鵜呑みにして真似するのではなく、しっかりと理屈などを理解して自分の意思で積立のルール作りをし、自分の決定を信じて貫けば後悔が少なくて済むと思います。とにかくコツコツ続けることが大切です」とコツを述べられていました。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)
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