Q. 更年期に「うつ」状態になるのは、普通ですか?【公認心理士が回答】
オールアバウト / 2024年7月10日 20時45分
40~50代の女性によく見られる「うつ」のような症状。更年期による精神的な不調だけでなく、他の要因も考えられます。わかりやすく解説します。
Q. 更年期に「うつ」になるのは、よくあることですか?
Q. 「更年期を迎えた頃から、それまでの趣味がまったく楽しめなくなりました。夫と出かけて外食するのすら面倒です。周りにも自分にもイライラしてしまいます。更年期は体調を崩しやすいと聞いたことがありますが、うつのようになってしまうことは、よくあるのでしょうか?」
A. 40~50代に多いメンタル不調。「気楽に構えること」を心がけて
個人差はあるものの、40~50代の更年期の女性には、心身の不調が起きやすくなります。更年期に伴う体の変化だけでなく、子どもの成長に伴う家族関係やライフスタイル、仕事上の役割など、環境や立場の変化も多い年代であることも、メンタルの不調に関係します。
「うつ状態」は珍しいことではありませんが、気持ちの落ち込みや憂うつ感の他にも、イライラ、不眠、不安、あせり、疲労感、物忘れや判断力・集中力の低下なども起こりやすい年代です。
閉経に伴う月経異常やめまい、のぼせ、多汗、ひどい肩こり・腰痛などの体の不調に悩む人も、少なくありません。
一方で、「そういう年代だから仕方がない」「更年期はこれが普通」と我慢する必要はありません。つらい心身の不調に悩まされているのなら、婦人科などを受診して、適切なサポートを受けることも大切です。
自分でできることとして大切なことは、「無理をしないこと」「気晴らしをすること」です。なるべく気持ちを楽にして過ごされることをおすすめします。
大美賀 直子プロフィール
公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの資格を持つメンタルケア・コンサルタント。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。カウンセラー、コラムニスト、セミナー講師として活動しながら、現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法について幅広く情報発信を行っている。(文:大美賀 直子(公認心理師))
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