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現在65歳、月収は15万~16万円。70歳まで厚生年金に加入すると、どのくらい年金は増えますか?

オールアバウト / 2024年7月17日 20時30分

現在65歳、月収は15万~16万円。70歳まで厚生年金に加入すると、どのくらい年金は増えますか?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、70歳まで厚生年金に加入することで、どのぐらい年金が増えるのかについて、専門家が解説します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、70歳まで厚生年金に加入することで、どのぐらい年金が増えるのかについてです。

Q:厚生年金に70歳まで加入すると、年金はいくら増える?

「現在65歳。私の会社では70歳まで厚生年金に加入できます。70歳まで加入すると、どのくらい年金は増えますか? 収入は月額15万~16万円だと思います」(匿名希望)

A:毎年5万1921円増額された年金を受給できます

老齢厚生年金の受給額は、厚生年金加入期間と、加入期間中の平均的な給料等(平均標準報酬額)の収入によって計算されます。老齢厚生年金の受給額(報酬比例部分)の年金額は、本来水準と従前額保障の2つの計算方法があります。

毎年、この両方の計算方法で計算して、高いほうを支給することになっています。今回は従前額保障の計算式を用いて計算することにします。従前額保障の計算式は次の通りです(平成15年4月以降の厚生年金加入期間に適用される計算式)。

・平均標準報酬額(月給+賞与)×5.769/1000×平成15年4月以降の厚生年金加入期間
※上記の乗率は、昭和21年4月2日以降生まれに適用

相談者の毎月の収入は15万~16万円とのことですので、今回は相談者が、毎月15万円(賞与なし)の賃金で、65歳から70歳になるまでの5年間(60カ月)働くと仮定して計算したいと思います。

●計算式
15万円×5.769/1000×60カ月=5万1921円(年額)

このように、相談者が65歳から70歳になるまで平均標準報酬額15万円で、厚生年金保険料を納めると、年額5万1921円増額された年金を受け取れることになります。

なお、60歳以降も厚生年金に加入して働くと、在職老齢年金制度により、給与の額によって老齢厚生年金の一部または全額が支給停止されることがあります。支給が停止される基準額は50万円です。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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