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特別支給の老齢厚生年金は、60歳以上になると誰でももらえる権利があるのですか?

オールアバウト / 2024年7月19日 20時30分

特別支給の老齢厚生年金は、60歳以上になると誰でももらえる権利があるのですか?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人も……。今回は、特別支給の老齢厚生年金について、年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、特別支給の老齢厚生年金について説明します。

Q:特別支給の老齢厚生年金は、60歳以上になると誰でも、もらえる権利があるのですか? 私は1960年生まれ、男性です

「特別支給の老齢厚生年金は、60歳以上になると誰でも、もらえる権利があるのですか? 私は1960年生まれ、男性です! まだ、働いてます!」(あっちゃん)

A:特別支給の老齢厚生年金をもらえる人とは、生年月日や厚生年金加入期間などの受給要件を満たした人です

60代前半でもらえる特別支給の老齢厚生年金を受け取るためには、次の要件を満たしている必要があります。

・男性:昭和36年4月1日以前生まれ
・女性:昭和41年4月1日以前生まれ
・老齢基礎年金の受給資格期間(10年)がある
・厚生年金保険等に1年以上加入していた

相談者は1960年(昭和35年)生まれの男性ですので、老齢基礎年金の受給資格期間(10年)があり、厚生年金保険等に1年以上加入していた場合は、64歳から特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)が受け取れます。

ただし、60歳以降厚生年金保険に加入しながら、特別支給の老齢厚生年金や老齢厚生年金を受け取る場合、老齢厚生年金の基本月額と総報酬月額相当額(毎月の給与収入などが目安)に応じて、特別支給の老齢厚生年金や老齢厚生年金額が減額・支給停止となることがあります(在職老齢年金制度)。

相談者は現在働いているとのことですので、在職老齢年金制度で調整される対象にならないように、老齢厚生年金額や月収などについて確認しておきましょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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