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年金を受給するための手続き、忘れてはいけないことは?

オールアバウト / 2024年7月25日 8時10分

年金を受給するための手続き、忘れてはいけないことは?

老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に回答します。

今回は年金を受給するための手続きについてです。

Q:そろそろ年金をもらえます。どんな手続きをしたらいいですか

「私は半年後に65歳の誕生日がきて年金がもらえるようになると思います。どこに書類をもらいに行けばいいんでしょうか? 市役所に行くのでしょうか? 年金を支払っていない期間もあると思うんですが、年金をもらい損ねないように注意点を教えてください」(64歳・東京都)

A:誕生日の約3カ月前に郵送で書類が届きます

そもそも自分がもらえる年金についてよくわからない場合は、「ねんきんネット」でも調べられますが、近くの年金事務所に行って自分の年金記録を確認してみましょう。国民年金だけの人は市区町村役所の年金課で確認できます。厚生年金の期間が1カ月でもある人は、年金事務所で確認することになります。

年金事務所の場所は、日本年金機構のHPで調べられます。

年金をもらえる人、つまり年金保険料の納付済み期間、保険料免除期間が合わせて10年以上ある人は、誕生日の約3カ月前に、緑の封筒で年金請求書と必要書類の案内が日本年金機構から送付されます。

年金請求書の他、預金通帳、配偶者がいる場合は戸籍謄本、在職中なら雇用保険被保険者証など、必要書類を確認、準備して、誕生日の前日以降に、請求手続きを年金事務所で済ませましょう。

10年以上の受給資格期間の記録が年金機構にない場合、または引っ越しなどで年金機構からの送付物が届かない場合、緑の封筒(年金請求書)も届かない可能性があります。その場合も、自分が年金をもらえるのかどうかは、年金事務所で確認することができます。

確認するために、戸籍謄本や戸籍の付表、学生時代の在籍証明等が必要になることもありますので、何が必要なのかを事前に年金事務所へ問い合わせたほうがいいかもしれません。

受給資格期間の中に1年以上、厚生年金の加入記録があるなら、「特別支給の老齢厚生年金」が支給される可能性が高いです。「特別支給の老齢厚生年金」には5年の時効があり、手続きが遅れると5年より前の年金が切り捨てられますので、早めに確認をしてみましょう。

文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)

銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
(文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士))

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