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「ディズニークルーズ」には日本人にうれしいメリットが! 世界観に浸れるだけじゃない3つの魅力

オールアバウト / 2024年7月23日 17時30分

「ディズニークルーズ」には日本人にうれしいメリットが! 世界観に浸れるだけじゃない3つの魅力

オリエンタルランドが、日本を拠点とするディズニークルーズの就航を目指すことを発表! 今回はクルーズコンサルタントで旅行ジャーナリストの筆者が、利用者目線で「何がすごい?」「何がうれしい?」を解説します。(サムネイル画像出典:プレスリリース)

オリエンタルランドは2024年7月9日、ディズニー・エンタプライゼズ・インク(以下「ディズニー社」)と、日本を拠点とするクルーズ事業に関するライセンス契約を締結、2028年度の就航を目指すことを発表しました。コロナ明けから続くクルーズ人気も相まって、各媒体でも特集が組まれ、大きな話題となっています。

今回はクルーズコンサルタントで旅行ジャーナリストの筆者が、この発表について、利用者目線で「何がすごい?」「何がうれしい?」を解説します。

日本船籍のファミリー向けクルーズは空白地帯

ディズニークルーズが就航というニュースで、まず1番に注目したいのが「日本船籍」を予定しているということ。これが利用者からすると大きなメリットとなります。

クルーズといっても、船の大きさやコンセプトによって過ごし方は大きく変わります。

現在、日本船籍のクルーズ船は、郵船クルーズが運航する「飛鳥Ⅱ」、商船三井が運航する「にっぽん丸」の2隻のみ。それぞれ2025年には「飛鳥Ⅲ」を、2024年12月には「MITSUI OCEAN FUJI」のデビューを発表していますが、いずれもターゲットは「大人」。3~5万トン程度の比較的小さめの船体で、ゆったりと美食やホスピタリティを楽しむラグジュアリーなクルーズ船です。

そのため、ファミリーを想定した「キッズクラブ」や、子ども向けのアクティビティはありません。(※夏休みなど期間限定で子ども向けのサービスやイベントなどは実施されます)

そんな中、今回はファミリーにも絶大な人気を誇る「ディズニークルーズ」が、日本船籍で運航を発表。日本におけるファミリー向けクルーズの空白地帯を埋めることになります。

日本船籍だから、短い休みでもクルーズ旅行が可能!

ここ数年、ファミリーに人気なのが外国客船のクルーズ。中でも10万トン超の大型客船は、お子さまから大人まで楽しめるエンターテインメントが充実。しかも1泊当たり1万円代~と利用しやすい価格から乗船できるとあって人気です。

一方で、外国客船には、カボタージュという「自国の沿岸輸送、すなわち内航海運は自国船に限る」という規制があります。つまり外国船籍は、日本国内だけの輸送はできず、1度海外へ立ち寄る必要があるということ。

この規制のため、外国船籍の日本発着クルーズでは、韓国の釜山や済州島、あるいは台湾などへ立ち寄るのが一般的。すると、例えば首都圏発着の場合なら1週間程度と、どうしてもクルーズ期間は長くなります。

その点ディズニークルーズは、日本船籍ということで上記の縛りがありません。つまり1泊2日などのクルーズも設定が可能となります(※発表によると首都圏発着で、2〜4泊のショートクルーズを予定とのこと)。

働き方改革が進んだとはいえ、ファミリー世帯は子どもの学校もあり、長期の旅行に出かけるのは大変なこと。旅行期間がネックでクルーズを諦めていたファミリー層も多くいました。ディズニークルーズは日程的に参加がしやすい点も大きなメリットとなります。また国内輸送なのでパスポートが不要なのもうれしいポイントです。

14万トンの船全体がディズニーの世界観! 正真正銘の動くテーマパーク

10万トンを超えるクルーズ船は、レストランの選択肢も多く、エンターテインメントも充実。大規模なシアターでは毎晩さまざまなショーが開催され、プールはもちろん、ウォーターパークやスライダー、あるいはロッククライミングなど多彩な楽しみ方ができる船も増えています。

そのため、大型のクルーズ客船は「動くテーマパーク」と表されることも多いのですが、今回はそこに「ディズニー」の世界観が加わるとあって、楽しみは無限大。正真正銘の「動くテーマパーク」が就航することに。

ディズニークルーズは、アメリカで1998年に就航し、現在は5隻が運航。一部の体験や飲食代をのぞきオールインクルーシブスタイルで、ショーやダイニングなど船内の至るところで、ディズニーの世界観があふれる没入型の体験ができるのが魅力です。

発表によると、2028年運航開始予定の日本発着のディズニークルーズの2〜4泊の標準的な価格は10〜30万円ほどだといい、船内体験などを考えれば、かなり手頃だと感じます。

筆者も「いつかディズニークルーズへ乗船してみたい。でも遠いなあ……」と思っていただけに、今回の日本就航のニュースには心躍りました。2028年の就航に向けてクリアすべき問題もありそうですが、ぜひ就航を楽しみに、心待ちにしたいと思います。

この記事の執筆者:村田 和子 プロフィール
旅行ジャーナリスト。国内・海外旅行、子連れ旅行のノウハウや楽しみ方を、テレビ・新聞・雑誌などの媒体で広く紹介するほか、執筆・講演、宿や地域のコンサルティングを行う。旅を通じて子どもの生きる力を育む「旅育メソッド(R)」の提唱者。
(文:村田 和子)

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