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定年後も働き続けるために、今から考えておきたい5つのこと

オールアバウト / 2024年7月27日 21時40分

定年後も働き続けるために、今から考えておきたい5つのこと

高齢になっても働く環境が整備されてきています。しかし、高齢になれば体力・気力などの衰えが出てくることもあり、「定年後、今までのように働き続けられるのか」と、不安を感じている方もいるのでは? 今回は、退職前に考えておきたいことを5つ紹介します。

高齢になっても働ける環境は整ってきています

「改正高年齢者雇用安定法」が2021(令和3)年4月1日から施行されています。それにより、事業主は、

【1】定年制の廃止
【2】65歳までの定年が70歳まで引き上げ
【3】70歳までの継続雇用制度(再雇用制度)の導入

のいずれかの措置を講ずるよう努めることとされています。

さまざまな理由で、老後資金の準備が思うようにいかないと思っている方にとって、高齢になっても働く環境が整備されているのは、うれしいことかもしれません。

しかし、高齢になれば体力・気力などの衰えが出てくることもあるでしょう。「定年後、今までのように働き続けられるか?」という点で、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

長く働きたい人が今考えておきたい5つのこと

会社で働いている50代の人が、定年後、再雇用などでなるべく長く働き続けたいと思っている場合、退職前の今、考えておきたいこととはどのようなものがあるか紹介します。

考えておきたいこと1:会社に対し貢献したいと思っているか

たとえば、再雇用で働く場合、現在の仕事にやりがいを感じ、さらに、この先も会社に対して「貢献」したいという気持ちがあれば、長く働き続けることができるでしょう。しかし、「仕事はつまらないけど、他に働く場所がないから」という気持ちであれば、他にやりがいを感じる仕事を見つけた方がよいかもしれません。

考えておきたいこと2:人間関係が円滑で、職場環境に満足しているか

仕事が単調だったとしても、職場の人間関係が円滑で楽しいという場合があります。今後働く中で、職場のメンバーは多少入れ替わることがありますが、働く環境があっているというなら、今のまま働き続けることができるでしょう。

考えておきたいこと3:健康状態・体力に自信があるか

体力・気力・根気などは、加齢とともに低下します。周囲の定年退職をした人々の業務を確認して、仮に自分自身が65~70歳まで、その業務で働けるのか想像してみましょう。

もし、体力が必要となる職種であれば、体力づくりが必要になるかもしれません。また、体力面で難しい場合、別の職種で働くことができるのかなども確認しておきましょう。

考えておきたいこと4:培ったスキルや経験にとどまらず、新しいことにも能動的に取り組めるか

会社に長く働く中で、今まで培ったスキル・経験があります。しかし、定年後も長く働くには、「今までやってきたこと以上の新しいことを勉強する気はない」というわけにはいかないかもしれません。

業務プロセスがどんどんデジタル化されることに伴い、仕事の仕方も変化する可能性があります。新しいことを能動的に吸収し、活用したいという気持ちがあれば、変化に対応できますが、そうでないなら長く働くことは困難かもしれません。

考えておきたいこと5:家族との関係性はどうか

年齢的なこともあり、家族に介護が必要になるケースがあるかもしれません。そうなった場合、誰がその役割を担うのかという点をあらかじめ考えておいた方がよいでしょう。

もし、家族に介護が必要になったとき、他に誰も面倒を見ることのできる人がおらず、ご自身で対応する可能性があれば、事前に職場での働き方に融通が利くのかを確認しておいた方がよいでしょう。

場合によっては、自宅でできる仕事を今から探しておく方がよいかもしれません。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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