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個人向け国債を、買いたいと思うんですが、銀行の定期預金と比べると、安全性はどうでしょうか?

オールアバウト / 2024年7月28日 8時10分

個人向け国債を、買いたいと思うんですが、銀行の定期預金と比べると、安全性はどうでしょうか?

老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。今回は、個人向け国債の安全性について、専門家が回答します。

お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、個人向け国債の安全性についてです。

Q:個人向け国債を買いたいと思います。銀行の定期預金と比べて、安全性はどうでしょうか?

「個人向け国債を買いたいと思います。銀行の定期預金と比べたときに、安全性や注意点は違うのでしょうか? 預けたお金が元本割れすることもあるのでしょうか?」(30代)

A:個人向け国債は、国が発行しているため、定期預金と同様に原則として元本保証です

相談者は、個人向け国債と銀行の定期預金の、安全性や注意点の違いを知りたいとのこと。

まずは安全性についてですが、銀行の定期預金は、万一、金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度によって1000万円までの元本と利息が保護されます。一方で個人向け国債は、国が発行する債券ですので、国によって原則として元本と利息は保証されています。

また、定期預金にも個人向け国債にも、満期が設定されています。定期預金は、満期になる前の解約でも元本保証されます。個人向け国債にも3年・5年・10年と満期があり、満期前の解約についても定期預金と同様に、元本割れすることはありません。

ただし、満期前に解約すると元本は保証されるもののペナルティーがあります。定期預金は期日前解約利率や中途解約利率が適用され、個人向け国債についても元本割れはしないものの直近2回の利子が差し引かれてしまいます。

個人向け国債を購入する際の注意点としては、いつでも解約ができる定期預金と違って、原則として1年間を過ぎないと、解約できないことは覚えておきましょう。

個人向け国債は発行から1年間(第2回の利払日の前営業日まで)が過ぎれば、1万円単位で中途換金できます。つまり1年間は使う予定のないお金で購入することが前提となります。ただし発行から1年経過していなくても、災害救助法の適用対象となる大規模災害に遭った場合や、購入者が亡くなった場合には中途換金できます。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:All About 編集部)

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