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65歳から年金をもらったほうがいい人とは?

オールアバウト / 2024年7月31日 20時30分

65歳から年金をもらったほうがいい人とは?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。65歳から年金をもらったほうがいい人について、専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、65歳から年金をもらったほうがいい人についてです。

Q:年金を65歳からもらったほうがいい人とは?

「年金は65歳からもらわないほうがいいと言われていますが、年金を65歳からもらったほうがいい人って、どんな人でしょうか? 私は病弱で働いておらず、老後貯金も多くありません」(60歳)

A:生活資金に余裕がない人は、65歳から年金を受給しましょう

65歳から老齢年金をもらわないほうがいい理由の一つには、「繰下げ受給」制度によって老齢年金の受給額を増やせること、があげられるのではないでしょうか。

「繰下げ受給」制度は、2022年(令和4年)4月1日以降に70歳に達する人(つまり昭和27年4月2日以降に生まれた人)は最長で75歳(10年間/120カ月)まで、老齢年金の受給開始時期を繰下げできる制度です(※)。

(※)昭和27年4月1日以前に生まれた人は70歳までしか繰り下げできません

ひと月単位で繰下げすることができ、1カ月あたり0.7%年金額を増やすことができます。たとえば、75歳まで繰り下げて年金受給すると、もらえる年金は84%多くなります。繰り下げれば、増えた年金を一生涯もらうことができます。

このように老齢年金の繰下げは、長生きする人ほどもらえる年金が増えるということになります。

ただし、繰下げを利用したほうがいい人とは、働いていて収入がある、貯金があるなどで年金をもらわなくても生活できる人に限られます。また、繰下げをして、老齢年金をもらう前に亡くなってしまった場合は、まったく年金をもらえないということもありえます。

相談者は貯金があまりないとのこと。老齢年金を受給しないことで、生活がひっ迫するようであれば、繰下げをせずに65歳から受給したほうがいいでしょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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