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56歳から老後資金を準備しても間に合うの?

オールアバウト / 2024年8月1日 11時30分

56歳から老後資金を準備しても間に合うの?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。50代からの老後資金の貯め方について、専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、50代からの老後資金の貯め方についてです。

Q:56歳から老後を考えても間に合うの?

「ようやく貯金ができるようになりましたが、もう56歳なので、遅いかもしれないと、よその家と比べて焦ります。老後のお金をもっと貯めるには、何をしたらいいでしょうか?」(56歳)

A:先取り貯蓄とできるだけ長く働いて収入を得ることが大事です

50代になると、老後までの時間がそう長くはありません。投資でお金を増やすにも大きなリスクは取らないほうが賢明でしょう。

確実な方法としては、銀行の自動積立定期預金などを利用して、先取り貯蓄をして貯めていく、ある程度まとまったお金が貯まったら、金利の高いネット銀行へ預け替えする等になります。

また、自分で作る老後資金といえば、iDeCoが代表的です。iDeCoは、積み立てしている間は原則引き出すことができず、60歳以降からの引き出しとなりますので、確実に老後資金として貯めることができます。

相談者は56歳とのことですので、積み立てる期間は短くなりますが、所得控除、運用益が非課税、受け取る時の退職所得控除や公的年金等控除等の税制優遇がありますので、選択肢の一つになるでしょう。

iDeCoは投資と思われがちですが、元本保証型の商品も選べます。注意点としては口座管理手数料などの手数料がかかりますので、口座を開く時には費用が安い金融機関を選ぶといいと思います。

また、収入より支出が少なければ、老後の生活が赤字家計にはなりません。一番の老後対策は、健康でできるだけ長く働いて収入を得ることです。「高年齢者雇用安定法の改正」が令和3年4月1日に施行され、70歳までの就業機会の確保のために、事業主が講ずるべき措置(努力義務)等が盛り込まれています。

高齢者が働きやすい環境が少しずつ整えられてきていますし、厚生年金に加入して働きながら受け取れる在職老齢年金が支給される要件も、徐々に緩和されてきています。健康で社会とのつながりをもちながら収入が得られれば、豊かな老後生活となるでしょう。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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