横浜・泉区に「ゆめが丘ソラトス」開業！ 食の一大ゾーンに、キッズ向け広場や映画館まで

横浜・泉区に「ゆめが丘ソラトス」が開業。ゆめが丘ならではのさまざまな体験ができる交流型商業施設で、小さな子ども連れファミリーにやさしい設備が整っています。

相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅前（横浜市泉区）に大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」が2024年7月25日に開業。関東初出店の11店舗含む129店舗が出店します。

報道関係者向けの内覧会で、子育て世帯に寄り添った施設であることを実感してきました（画像は筆者撮影、一部提供）。

ゆめが丘駅直結！ 新たな改札が開設

「ゆめが丘ソラトス」は、相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅前の約24ヘクタールに及ぶ「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」のエリア内に建設された、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントによる商業施設です。規模は延床面積9万6800平方メートル（地上3階建、地上1階建＋屋上駐車場、立体駐車場棟）、店舗面積約4万2700平方メートル。

開業の7月25日には、ゆめが丘駅のゆめが丘ソラトス側に設けられた新しい改札口（ソラトス改札口）によって同駅と直結し、副駅名称が「ゆめが丘 ソラトス前」となります。また、横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅からは徒歩1分の好立地です。

ゆめが丘ならではの体験ができる交流型商業施設に

「ゆめが丘ソラトス」というネーミングは、ゆめが丘の広大な空をイメージ。ゆめが丘周辺にある自然豊かで農業が盛んな地域資源を豊富に生かし、「食」「アクティビティー」「教育・文化」など、ゆめが丘ならではのさまざまな体験ができる交流型商業施設を目指しています。

ゆめが丘ソラトス1～3で構成

施設は、ゆめが丘ソラトス1～3（以下、ソラトス）で構成。

ゆめが丘駅直結のソラトス1には127店舗が出店し、ソラトス2、ソラトス3をつなぎ、施設の中心となります。

ソラトス2は家電大型店「ヤマダデンキ テックランド」が1階に出店。2階、屋上は駐車場となっており、2階のペデストリアンデッキを通じてソラトス1と行き来ができます。

ソラトス3は、ゆめが丘駅の高架下に位置し、ペットショップ（トリミング、ペットホテル、販売）と広場スペースとなっています。

施設内にいながら自然を感じられる

メインエントランスを入ってすぐの場所には、高さ約20メートルの吹き抜け空間を設置。天井からは光が降り注ぎ、ファンによる風、木目調のデザインにより、施設内にいながら自然を感じられます。

地域交流体験スペースを設置

地域交流体験スペースとして、ソラトス1の1階にシェアキッチン「Live Kitchen SORATOS」、2階と3階に催事、展示場、セミナーなどに利用できる交流空間「SORATOS Room」が設けられています。

担当者は「地域の“ハブ”になるため、楽しい時間を共有するサードプレイスとしての空間を提供。自然発生的コミュニティが形成され、エリアの発展・地域住民のつながりをより深めることを目指しています」とコメントしています。

ゆめが丘＆神奈川産の素材を集めた「食」の一大ゾーン

ソラトス1の1階は、「ゆめが丘マルシェ」と題した食の一大ゾーン。スーパーマーケット「そうてつローゼン」をはじめ、バラエティ豊かな食品店舗が並びます。

FOOD CIRCLE～Eat locally and seasonally

注目は、ゆめが丘産、神奈川県産にこだわった食品を集めた「FOOD CIRCLE～Eat locally and seasonally」。ゆめが丘ならではの体験ができる4ブランドが並びます。

・ベーカリーカフェ「gout gout YUMEGAOKA（グーグーユメガオカ）」……原料に神奈川県産の小麦「ぼくらの小麦」を使用したパンを提供。富士山溶岩石のパン窯で焼き上げています。

・スイーツ＆カフェ「Augusta MilkFarm（オーガスタミルクファーム）」……近郊の「相澤良牧場」で育った牛から搾乳した牛乳を使ったスイーツを販売。新商品「バウムクーヘン」にも注目。

・グローサリー「YYYard（ヤード）」……ゆめが丘産や神奈川県産の野菜や果物、地元の食材が並びます。向かい側にスイーツ＆カフェも展開。

・クラフトビール醸造所「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING（ユメガオカサンデーブリューイング）」……ゆめが丘産のホップを使用したクラフトビールなど10種類が味わえます。

SORATOS DINING

レストランが集まる「SORATOS DINING」には、藤沢の人気店・隠れ里車屋の新業態「Kurumaya Grill」、ニコカンパニーの新業態「Loco’s Moco’s」など9店舗が出店します。

「衣」「住」の日常使いから高感度なアイテムまで

2階にはユニクロ、無印良品などのほか、日常使いから高感度なアイテムを取りそろえるセレクトショップまで多彩な店舗が出店します。

カフェは、スターバックスと、星天qlay（ホシテンクレイ）でも人気のロバーツコーヒーが出店。

キッズスペースや電車が見えるテラス席も

3階の「FOOD STATION」は約700席からなるフードコート。関東初出店の「鶏山劇場」や三崎産まぐろ丼が看板商品の「花板食堂 ISHIKAWA」など全9店舗が出店します。

併設の「station view terrace（ステーション ビュー テラス）」（屋外）では、相鉄線の電車が走る様子や、晴れた日には富士山を眺めることもでき、眺望を見渡しながら食事を楽しめます。

また、各階全てのトイレにキッズトイレ、ベビー休憩室、授乳室を完備しており、小さな子どものいる世帯も安心して過ごせる環境を整えています。

キッズ向けシアター「KIDS CINEMA」が誕生

3階には全10スクリーンの大型シネマコンプレックス「109シネマズゆめが丘」がオープン。エリア最大級のメインシアター「IMAX」では、圧倒的な臨場感が客席を包みます。関東初の最新設備「ScreenX」も導入。

109シネマズでは初となるキッズ向けシアター「KIDS CINEMA」の常設やエグゼクティブシート、国内の映画館では初めての「Snap Drink（スナップドリンク）」など、これまでにないシネコンとなっています。

屋上には「そうにゃん」をテーマにした広場が

屋内外には、小さな子どもたちが遊べる施設がたくさん！

3階には「遊び」「学び」「体験」からなる新アミューズメントパーク「ASOBLE（アソブル）」が関東初出店。天候を気にすることなく、大人気遊具「ふわふわドーム」や世界初の遊具「ねじれクライム」などが無料で利用できます。このほか、「ASOBLE ブックス」、超大型クレーンゲームなどがあり、1日楽しめます。

屋上には、約3000平方メートルの「そうにゃんぱーく そらの広場にゃん」がオープン。相模鉄道キャラクター・そうにゃんをモチーフとしたカラフルな遊具がそろっており、全て無料で楽しめます。station view terrace（3階）から外階段を使って上がります。夏は暑いので、水分補給しながら楽しんで。

子育て世帯にとことんやさしい「ゆめが丘ソラトス」。近隣住民はもちろん、ゆめが丘駅に初めて訪れる方もぜひ楽しんでください。

「ゆめが丘ソラトス」情報

住所：神奈川県横浜市泉区下飯田町字大原1584-2
営業時間：ショッピング 10:00～20:00、FOOD STATION 11:00～20:00、SORATOS DINING 11:00～21:00、そうにゃんぱーくそらの広場にゃん（屋上開放時間）10:00～18:00（4月～8月）、10:00～17:00（9月、3月）、10:00～16:00（10月～2月）、109シネマズゆめが丘 8:00～24:00 ※一部異なる
定休日：なし
電話：[phone]（受付時間10:00～20:00）
アクセス：相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅直結、横浜市営地下鉄ブルーライン 下飯田駅徒歩1分

この記事の執筆者：田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。
(文:田辺 紫)