金利0.36％の定期預金に1年間、300万円を預けたら利息はいくら？

老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。今回は、300万円を1年間、金利0.36％の定期預金に預けた場合の利息について、専門家が解説します。

お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、300万円を1年間、金利0.36％の定期預金に預けた場合の利息についてです。

Q：金利0.36％の定期預金に1年間、300万円を預けたら利息はいくら？

「いつも使っている銀行の定期預金にお金を預けることを検討しています。300万円を0.36％の金利で1年間預けた場合、どれだけの利息がつくでしょうか？」（匿名希望）

A：税引き前の利息は1万800円、税引き後は約8605円受け取れます

今回は、金利036％の定期預金に、300万円を1年間預けたときの利息について解説します。

定期預金に預けた利息には、20.315％の税金（所得税＋所得税の額の2.1％相当額（復興特別所得税として令和19年12月31日まで）＋住民税）が引かれます。把握しておきましょう。

では、300万円を金利0.36％で1年間預けた場合に、実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。

税引き前受取利息＝300万円×0.36％＝1万800円
税引き後受取利息＝1万800円－（1万800円×20.315％）＝8605.98円≒8605円
（1円未満切り捨て）

つまり300万円を金利0.36％で1年間預けて得た利息1万800円から、所得税等の税金が引かれ、約8605円の利息が受け取れるということになります。

なお、定期預金の満期前に途中解約してしまうと、金利が普通預金の金利となるなど、預けたときの定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。

監修・文／深川 弘恵（ファイナンシャルプランナー）

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)