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「KITTE大阪」開業! 旅心くすぐるショップやラグジュアリーホテルまで…新スポットの歩き方

オールアバウト / 2024年8月1日 21時45分

「KITTE大阪」開業! 旅心くすぐるショップやラグジュアリーホテルまで…新スポットの歩き方

2024年7月31日、大阪駅西口に「KITTE大阪」、ならびに「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル)」が開業。この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅好きにはたまらない施設&ホテルを旅行ジャーナリストが紹介する。

2024年7月31日、大阪駅西口直結の旧大阪中央郵便局跡地に建つJPタワー大阪に、「KITTE大阪」(地下1階~地上6階)、ならびに「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル,オートグラフコレクション)」(高層階)が開業。

内見会を通じて感じたのは、この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅行好きにはたまらないユニークな施設であり、ホテルだということ。見どころを旅行ジャーナリストの筆者が紹介する。大阪駅西口直結の便利な場所にオープン!「KITTE大阪」「THE OSAKA STATION HOTEL」

歴史を刻み、記憶を未来へ。「この地ならでは」のストーリーを感じる

JPタワーが建つ場所は、旧大阪中央郵便局跡地であると同時に、1874年(明治7年)には初代大阪駅が開業した場所。「KITTE大阪」には昭和初期のモダニズム建築(吉田鉄郎氏設計)としても名高かった旧大阪中央郵便局舎の一部を移設し、当時の面影を残すレトロな空間にはカフェなどが営業する。旧大阪中央郵便局舎の一部を移設した部分(KITTE大阪)旧大阪中央郵便局舎の移設部分は床材も当時のまま。「@JPcafe」は情報発信基地の役割を果たしイベントなどのスペースも

他方、「THE OSAKA STATION HOTEL」は初代大阪駅舎から着想を得た内装やアートが、館内全体に散らばり、鉄道好きや一定年齢以上の人は、その懐かしさに自然と心がときめく空間になっている。例えば1階のホテルエントランスは駅舎のレンガとガス灯をイメージしたデザイン。中に入れば実際に利用されていた鉄道の歴史を伝えるアイテムを用いたアート作品が出迎える。扉の向こうには、鉄道の歴史感じるアートが広がる(THE OSAKA STATION HOTEL)

フロントのある29階のフロアは、「時空を超えて駅の記憶を旅する」がテーマ。枕木を使ったアート作品は正面から見ると環状線の形をしていたり、壁面のアートは山陽新幹線開業時のダイヤグラムを表現していたり……ほかにも、鉄道に関わるストーリーがあらゆるところにあり、それを見つけるのも楽しい。フロント階の壁面にあるのは、山陽新幹線開業当初のダイアグラムから着想したアート(THE OSAKA STATION HOTEL)

中でも目を引くのが「WATER STATION」と名付けられたコーナー。客室のタンブラーやマイボトルなどへ給水ができるのだが、特筆すべきは、かつて新幹線で利用されていた、広げて利用する紙コップの設置があること。筆者も小学生のころに飲んだ記憶があり、「懐かしさ」に目を細めた。フロント階。奥にはWATER STATIONがあり、懐かしい新幹線の給水も体験できる(THE OSAKA STATION HOTEL)

西日本を中心に地域魅力を体感できるショップの数々

「KITTE大阪」はフロアごとにテーマがあり、中でも個性的なのが「Feel Japan Journey」がテーマの2階。日本の良さを発見・再確認を目的に13の自治体のアンテナショップが出店。地域の魅力あふれる物販は見ているだけで楽しく、中には地域産業のプチ体験や、地酒の試飲など体験型で楽しめる店舗もあり、観光情報も発信している。ここに来るだけで旅気分を味わえる。「IZUMO SHIMENAWAYA」(出雲しめなわや)。島根はお土産もかわいらしいものが多く、見るだけでワクワク富山・石川・福井情報発信拠点「HOKURIKU+」。日本酒のバーもある(KITTE大阪)

仕事柄各地へ旅をして、お土産を求めることも多いが、各ショップともこだわりの品ぞろえで、お気に入りのお土産もちらほらと。筆者も頻繁に足を運ぶことになりそうだ。例えば高知県アンテナショップ「SUPER LOCAL SHOP とさとさ」では、かつおのたたきから、ご当地菓子として人気の「ミレー」まで、高知ならではのグルメが並ぶ。「ミレー」は地元民が驚くほど種類が豊富だ。内見会当日もひときわ元気だった「SUPER LOCAL SHOP とさとさ」。店舗の広さもあり、イベントなども今後開催するとか高知といえば大好きなお菓子「ミレー」。こんなにラインアップがそろうのは高知県内でもそうないのでは?(KITTE大阪)

飲食店も多く、中でも注目は地下1階の「うめよこ」。「大人のたまり場」をコンセプトにしたエリアは、地元大阪の人気店や全国の有名店など17店舗が出店し、にぎわいそうだ。KITTE地下1階にある「うめよこ」。駅への導線にもなっている場所に、さまざまなコンセプトで大人時間を楽しめる店が。地元にも旅行者にも人気になりそう(KITTE大阪)

過去から未来へ。時空(とき)の旅~Time Travelがテーマのホテル

「大阪駅」直結という立地の良さに加え、マリオットのオートグラフコレクションに加盟し、ラグジュアリーホテルとして注目が高まる「THE OSAKA STATION HOTEL(大阪ステーションホテル)」。前述の通り、この場所は初代大阪駅が誕生した地。その歴史を伝え、あるいはインスパイアした空間作りは見事で、鉄道や旅好き、特に50歳以上の年齢層には、懐かしくたまらない。

30階~38階に配された客室は18タイプ 全418室で、テーマは「旅の余韻に浸る雲上の客室」。その名の通り、高層ビルの多い大阪駅近辺でも全方向的に素晴らしい景観が広がり、標準的な客室でも40平米と広々。高層階の客室からは絶景が広がる(THE OSAKA STATION HOTEL)

宿泊者はジムを24時間無料で利用できるほか、スイートルームと一部客室の宿泊者は、アフタヌーンティーやイブニングカクテルなどがいただける「SPECIALTY SALON」、大浴場「OFURO」なども利用ができる。見晴らし抜群のジムは宿泊者なら24時間無料で利用可能(THE OSAKA STATION HOTEL)

宿泊は1泊1部屋9万円(税・サービス料込)~と、値段もラグジュアリー。インバウンドのほか、トワイライトエクスプレス瑞風など、豪華観光列車に乗車するような鉄道好きの日本人富裕層などにはぴったりだろう。さりげないところに鉄道のモチーフ、あるいは大阪らしさが感じられる(THE OSAKA STATION HOTEL)

外来が利用できるレストランも充実しており、こちらも鉄道をテーマに展開。例えばオールデイダイニング「THE-MOMENT GRILL&DINING」のコンセプトは、“豪華列車の食堂車“で食の旅を巡る。朝・昼・夜とビュッフェ料理を提供し、ジョスパーオーブンで仕上げるメインディッシュ、食堂車ならではのワゴンサービスも登場するという。“豪華列車の食堂車“がテーマのオールデイダイニング「THE-MOMENT GRILL&DINING」の内見会の様子(THE OSAKA STATION HOTEL)THE LOBBY LOUNGEは、初代大阪駅をイメージ。地上140メートルからの景色を堪能できる(THE OSAKA STATION HOTEL)

「KITTE大阪」の開業日には、JRの線路を挟んだ地に飲食店が中心のイノゲート大阪もオープン。大阪駅西口が一気に華やかさを増し、新しい街の名所となりそうだ。

この記事の執筆者:村田 和子 プロフィール
旅行ジャーナリスト。国内・海外旅行、子連れ旅行のノウハウや楽しみ方を、テレビ・新聞・雑誌などの媒体で広く紹介するほか、執筆・講演、宿や地域のコンサルティングを行う。旅を通じて子どもの生きる力を育む「旅育メソッド(R)」の提唱者。
(文:村田 和子)

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