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お金持ちがSNSやゲームで時間を消費しない理由

オールアバウト / 2024年8月6日 21時40分

お金持ちがSNSやゲームで時間を消費しない理由

暇つぶしを、自分や社会にとって価値のあることをやって過ごすのか、価値のないことをやって過ごすのか。

SNSで貴重な時間をつぶしていませんか?

人間は狩猟時代から戦後まで、庶民のほとんどは「生きる」ことが目的だったように思います。狩猟や農耕などに時間を使っていたのも生き延びるため。防空壕を掘ったり疎開するのも生き延びるため。しかし、食糧はいつでも気軽に手に入るようになり、命を脅かす戦争も、現代日本ではなくなりました。

そうなると、ただ日々の生活に流されるだけでも人は生きていくことができますから、「生き延びる」という目標を失った私たちには、膨大な暇な時間ができたと考えることもできます。その暇な時間をどう使うか……。だからこそ、生きること以外に何か目的、目標、価値を置かなければ、とても味気のない一生になってしまいかねません。

私たちの多くは小・中・高で12年間、人によっては大学に行き合計16年間の学校生活を過ごします。社会に出て働き、1日の仕事を終えたらテレビを見ながら食事をして寝るという日々。週末はショッピングに行き、長期の休みは旅行に行く。

結婚・出産を経て子育てをし、子どもがまた社会に出たころ、定年退職で引退。老後は孫の世話をしたり仲間とお茶したり、のんびりと過ごす。そう考えると、80年の人生は壮大な暇つぶしとも言えるでしょう。

何かを成しても成さなくても、同じ80年が過ぎていく

映画や旅行も暇つぶしですし、テレビや読書も暇つぶし。仕事は生活の糧を得るという目的はあるものの、それで1日の大半が過ぎますから、やはり暇つぶしのひとつ。そしてその暇つぶしを、自分や社会にとって価値のあることをやって過ごすのか、価値のないことをやって過ごすのか。

たとえば、スマホをしている人の画面を覗いてみると、たいていゲームかSNSなどです。それらは、基本的にやってもやらなくても、誰も文句を言わないし、誰も困らないでしょう。もともとはこの世に存在しなかったものですし。

一方で、自分はシステムエンジニアだという場合、その知識を活かして地域の子どもたちにスマホゲームの作り方、つまりプログラミングを教えてみるということができます。

これももちろん、やらなかったとしても誰も文句を言わないし、誰も困りません。しかし、やれば子どもたちに価値を提供し、喜ばれることになります。そして、あなたの名前やしていることが地域に知れ渡り、コミュニティができるかもしれないし、地元の学校からも出張授業の依頼があるかもしれません。これを有料でやれば副収入にもなるでしょう。

何で暇つぶしするかは個人の自由です。そして、何かを成しても成さなくても、同じ80年が過ぎていきます。ほとんど全員が100年以内にこの世を去り、自分の孫が寿命を迎えるころには、自分を直接知っている人間はこの地上からいなくなります。そう考えたとき、自分が自分であるために、自分が生きた証しを後世に残すために、価値があることに時間を使いたいと思っています。

文:午堂 登紀雄(米国公認会計士)

大学卒業後、会計事務所などを経て、米国コンサルティングファームで経営コンサルタントとして経営戦略立案や企業変革に従事。貯金70万円を1年で3億円の資産に成長させた経験をもとに、お金持ちになる方法や考え方を伝授。
(文:午堂 登紀雄(米国公認会計士))

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