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高年齢求職者給付金を受給した場合、もらっている年金は減額されますか?

オールアバウト / 2024年8月8日 21時20分

高年齢求職者給付金を受給した場合、もらっている年金は減額されますか?

年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は高年齢求職者給付金と年金を同時にもらう場合、もらっている年金は減額されるのかについてです。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、高年齢求職者給付金と年金を同時にもらう場合、もらっている年金は減額されるのかについてです。

Q:高年齢求職者給付金を受給した場合、もらっている年金は減額されますか?

「高年齢求職者給付金を受給した場合、もらっている年金は減額されますか?」(モグラさん)

A:高年齢求職者給付金と老齢基礎年金、老齢厚生年金は同時に受けることができます。年金は減額されません

高年齢求職者給付金とは、退職前原則1年間のうち通算6カ月以上の雇用保険被保険者期間がある65歳以上の被保険者(高年齢被保険者)が退職後に受ける給付金です。退職しても就労する意思と能力がある人が住所を管轄するハローワークで申請します。雇用保険被保険者期間が1年未満なら基本手当日額の30日分、1年以上なら50日分の一時金です。基本手当日額は退職前6カ月間の賃金の平均の5割から8割で計算されます。

例えば、退職前の1年間、雇用保険に加入して月給30万円で働いていた66歳の人の高年齢求職者給付金を計算してみると、以下の計算のとおり30万円になります。

基本手当日額(6割で計算)=(30万円×6カ月)÷180日×60%=6000円
高年齢求職者給付金(1年以上、50日分)=6000円×50日=30万円

高年齢求職者給付金は65歳以上の人が受ける一時金で、65歳以降に受ける老齢基礎年金、老齢厚生年金と同時に受けることができます。年金は減額されません。

文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)

銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
(文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士))

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